関西の太陽 VII (ページ8)

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まだ見ぬ白ページ8

今日と明日の仕事はフルでおやすみ。
最近のお仕事からすると珍しい二連休は、東京でバタバタと慌ただしい。

淡い色留袖に合うようにふわっとしたアップヘアにしてもらい、自分の名字が記されたボードがある格式の高そうなドアを開ける。

少し離れた似たようなお隣のドアは別の方の結婚式があるっぽいから間違えないように。

『おめでと、姉ちゃん』
｢Aありがとう｣
『これ。メンバーとかからお祝い。』
｢えっ、わざわざ？ありがとう、お礼言うといて？｣
『はーい、』

3番目のお姉ちゃんの結婚式。そのためのお休みとして今日はAぇ!groupの寄江Aではなく寄江家の四女としてオフを過ごす。
実際お仕事でも基本的に全て素で、寄江Aには変わりは無いけど、やっぱり気を張ってる所もあるんかなと思ったり。

家族ぐるみで仲良くしてた幼なじみ家族もいて、割と人数多めのお式。
親はバタついてるけど、わたしは割と姉ちゃんに渡すものも渡したしもう既に式のご飯楽しみやなーとかのんびりモード。

姉ちゃんと兄ちゃんと写真を撮ったり、ブログ用の自撮りや全身を撮って貰って結婚式を見届けた。

『え、着替えるのこっち？』
｢そう｣
『チビ達も着替えるんやし先行きや、待っとくし』
｢ありがと、待ってて｣

わたしの色留袖はレンタルしたからお渡しするのに家族諸々人数がいる。
独り身で気楽なわたしはどうせならと式場をのんびり見て待つことにした。