関西の太陽 VII (ページ4)

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ふわもこページ4

『寄江ちょっと寝まーす』
佐｢僕も寝まーす！！｣
小｢ちょ、Aちゃんそっち。｣
福｢待ってや！なあ横とらんとって！｣
『なんなんあんたら、』

楽屋で寝ようかと自分で持ってきた枕に頭を預けてブランケットを被った瞬間、横にすごい勢いでやってくる年下組。
こじまとちぇはまだバタついてるし、晶哉に寄って寝る体勢に入ろうとする。

小｢ちょおそっち行かんで！｣
『うるっさいほんま！なに？』
福｢俺は！Aとこじけんの横がいいねんマジで！｣
佐｢俺はあかんのかい！｣
『なんしに？もんくんの横でも変わらんやん』
福｢その服の横がいいねん｣
『はあ？』

リハ着の上に着込んでるもこもこのパーカー。室内とはいえ冷えるからって買ったもの。
肌触りがいいと有名なやつで着てるとあったかいし、確かにみんなが言うように柔らかくてふわふわ。ずっと触ってたくなるような質感。

どうやら安眠効果があるのか横で触りながら寝たいらしい。

『もー今日はじゃんけんしい！』
佐｢ほんまっすよ、寝る時間減るし｣
小｢なんでお前そっち側やねん！参加しいや｣
佐｢なぁんで！？｣
『寝かせろ！！』

結局晶哉とこじまがぎゅうぎゅうと近づいてきたし、冬やのに汗かいたし、何よりこじまにホールドされてむちゃくちゃ寝苦しかったから次は絶対端っこで寝る。

福｢次おれが横な？？｣
『……距離を保ってな…』
福｢それは分かれへんわ｣
『ひっつき虫やん』

結局その後も何やかんや入れ代わり立ち代わりで、皆で川の字で寝るのが習慣でホテルで寝る時の開放感が凄かったのはわたしだけの秘密。