◇ ページ17
きっと、ワンピースを着るような、
女の子らしい人で、
髪の毛もあか抜けたような茶色で、
メイクもすっごく丁寧で、
爪の先まで手を抜かないような、
自分磨きを怠らない、
そんな女の子が、
櫻井くんの彼女なんだろうな。
私とは全然違う子。
「Aちゃん？」
『っ、あ！すみません、ぼーっとして、』
「大丈夫？あ、俺ポカリ持ってるよ！」
ハイ！って笑顔でポカリを差し出してきたのは、
ご近所の、相葉雅紀さん。
「ってこれ俺の飲みかけじゃん！」
『(笑)』
「ごめん！」
『大丈夫ですよ』
いるだけで周りが明るくなる、
太陽みたいな人だ。
「松潤から聞いたんだけどさ、男連れて帰ってきたの？」
『教え子ですよ？』
「教え子？」
『塾講師のバイトをしてたことがあったんです、その時の』
「へぇー」
お昼後の、客足が落ち着く時間、
毎週水曜日に来て、花束を買っていく相葉さんが、
今日はなぜか火曜日に来た。
「ふふ、」
『？』
「んーん？何でもない」
今日は、好きな人からもらったら嬉しい花束つくってよ、
楽しそうな相葉さんが、そう言った。
『ついに告白するんですか？』
「んー、考え中(笑)」
『早くしないと彼氏できちゃいますよ(笑)』
「やっぱそう思う？んー！どうしよ！」
アハ、って笑って、
ちょっと困ったような顔。
相葉さんは毎週お花を買いに来る。
その理由は、好きな人にあげたいから。
いつもあげられないんだよね、
きっと困らせちゃうから。
言いたいけど言えない、
燻ぶる気持ちをちょっとだけ漏らして帰っていく。
健気で、守ってあげたいって言ってた。
きっと辛いことも1人で背負い込んできたと思うから、って。
想いが通じてほしいな、と思う。
優しい相葉さんに、幸せになってほしいと思う。
「もし、その子が泣いてたら俺抱きしめちゃうと思うんだ」
照れた顔で、そう言った相葉さんが、
どうか、報われますように。
「Aさん」
「松潤おかえりー」
「げ、なんで今日いんの」
「松潤の顔が見たかったからだよ！」
「嘘つけ」
「照れちゃってー」
「うるさい」
やいやい、多分10個ぐらい年が離れてると思うけど、
それを感じない関係性は、
やっぱり相葉さんのフレンドリーさにあるんだろうなぁ、って。
潤くんが大人っぽいのもあるんだろうけどね。
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ももねる(プロフ) - たまりんさん» はじめまして、読んでいただけてとても嬉しいです。楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります、よろしくお願いいたします。 (2020年5月5日 18時) (
レス) id: 783ca8666b (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - はじめまして。 S Sさんが好きで、オススメ作品に上がっていたので読ませていただきました。それぞれの恋心が見え隠れして、続きが読みたいと思いました。更新楽しみにしております。 (2020年5月5日 9時) (レス) id: 73cb3c7af7 (このIDを非表示/違反報告)
ももねる(プロフ) - あやみさん» はじめまして、コメントありがとうございます！とても嬉しかったです、頑張ります(*´艸`*) (2020年4月29日 22時) (レス) id: 783ca8666b (このIDを非表示/違反報告)
あやみ(プロフ) - こんにちは！はじめまして。設定が面白くてこれからが楽しみです！ご自分のペースで頑張って下さい！ (2020年4月29日 13時) (レス) id: 640a7319d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももねる x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2020年4月28日 23時
