検索窓
今日:1 hit、昨日:16 hit、合計:11,842 hit

準備期間1日目・自宅 ページ16

2人は想像通りの反応だった。




車に乗り込んでからも2人はキョロキョロと辺りを見渡したり、僕とラウールくんに質問攻め。




ラウールくんはこの間乗ったことをサラッと自慢していた。




3人と話しているとあっという間に時間はすぎ、自宅前まで着いていた。






「「「ありがとうございました」」」





3人ともきちんと田中さんにお礼言ってて偉い!!





僕の中の好感度がぐっと上がりました!





「友達家に呼ぶことなんて初めてだから緊張してきた。」







車から降り、玄関まで向かう。






ラウールくんも家に来るのは初めてなので2人に交じって辺りを見渡す。




ガチャりと鍵を開け"どうぞ"と家内へ3人を促す。





「ただいまー」




「「「おじゃましまーす」」」





3人ともきちんと脱いだ靴を揃えるあたり育ちがいいことが伺える。






「おかえりなさいませ、どうぞごゆっくりされて行ってください。」





そのままリビングへ向かうとマリアが出迎えてくれた。




テレビ前のテーブル前に4人で座る。





「飲み物はいかが致しますか?」



「僕コーラ」



「あ、同じので…」



「僕も同じのでお願いします…」



「同じく…」






借りてきた猫のような状態の3人に思わずくすっと笑いが出るが堪える。




マリアが人数分のコーラとクッキーやチョコが乗ったプレートを置いてくれる。





「A様。私は書斎で仕事を行いますので、なにか御用がある際はお呼びくださいませ。」



「うん!ありがとう!」






一礼してリビングから出ていくマリアを見送る。



しばらくの沈黙。



目黒くんは目の前のお菓子をじーっと眺めている。




ラウールくんはキョロキョロとリビングを眺めていた。

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
252人がお気に入り
設定タグ:雪男 , snowman , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:塩おにぎり | 作成日時:2023年5月17日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。