【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

満月の訪問者 ページ4

一ヶ月間も眠っていたというのに伊達が無事だったことを知り、安心してAは再び意識が遠のいた







―――――――――次に目が覚めたのは消灯時間が過ぎた夜だった




同然ながら伊達たちは居なくて辺は静寂に包まれていた




Aは身体に力を入れ節々がまだ痛むが上半身を起こし、のどの乾きを潤したくて備え付けの棚にあるペットボトルの水を飲んだ



不思議と先ほどの目覚めよりかはスッキリしている


今宵は満月で病室は青白く月の光が差し込んでいた




『……夢なんてことないよね？』



降「夢だったら困るだろう？」



Aは誰もいない病室にポツリと呟けば扉の方から声がして、そちらを見れば降谷と諸伏が居た




『なんで……？』


降「僕たちは面会時間内に会いに来ると警察関係者に面割れしてしまうからな」


諸「だからお忍びでお見舞いに来たの♪」



何故ここにいるのか？と言おうとするAより
先に降谷と諸伏が応える




降「……やっと、目覚めたんだな」


『……ご心配おかけしました』


諸「こうしてAちゃんと話せる日がまた来たし謝ることないよ！」



それに松田が叱っただろう？と降谷は全てわかってるかのように笑っている




降「まぁ、僕たちもAに言いたいことは山のようにあるが」


病み上がりだし控えるよ、と降谷はAの頭を撫でた



諸「Aちゃん起きてて大丈夫？」


オレたち勝手来ただけだから寝ても大丈夫だからね？と諸伏はAの様子を心配する




『丁度、今起きたところです』


一ヶ月間も寝すぎたくらいですよ、とAは苦笑いをする




降「なら、僕たちの戯言に付き合ってくれるか？」


諸「ゼロ、Aちゃんが目覚めるまで色々とドジ踏んでいたもんな」


『え？そうなんですか？』


珍しいですね、とAは目を丸くして降谷を見る



降「僕だけじゃなくてヒロもミスしてたじゃないか！」



降谷と諸伏はお互いのミスを言い始める



『(ホント、仲良いな〜)』

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