【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

成功したのはその人の努力 ページ20

――――Aさんってああやってヘラヘラして媚びてるわよね


――――見た目がいいからって調子乗り過ぎ



――――お前、生意気だぞ。もっと愛嬌持って接することができんのか


――――Aさんもたまには誰かに頼ったほうがいいっすよ



――――困っている人がいたら手を差し伸べなさい、そうしたら神様がいつか自分に恩返しをしてくれるから







『……でも、ある人たちに出会えたおかげで自分を大事にしようと思えて、はじめて神様がいたら感謝したいと思えるようになったんです。


さっき貴女が助けてくれたことも感謝しるし、恩人の方が怪我をしているなら誰よりも回復を祈りたいです』




だから早く手当てをして傷が残らないようにしないと、とAは再度ベルモットの目を見て微笑む







ベ「………貴女、変わってるわね」


ベルモットは力無く笑い、下手したらここで殺されるかもしれないとわかっていながらもベルモットの傷の心配をするAを愛おしく思えた



ベ「大丈夫、もう止血は済んでいるから…」



血が滲んでいる服が大袈裟を装っただけよ、とベルモットは不敵な笑みを浮かべAに言い、AはAで『なんか、意味不明なことばかり言ってごめんなさい！！』と慌てて謝っていると








バ「ここにいたんですか、ベルモット……」


ス「ジンにアンタの安否を確認しろって言われたんだが…」


傷は大丈夫か？と背後から聞き慣れた男たちの声がして二人の足音がこちらに近づいてくる



Aは聞き慣れた声だからこそ安堵というよりもこの場で会いたくなかったと思い振り向けずにいた






男二人にはAの背中しか見えていないのでベルモットと話を続ける






バ「そちらにいる方は？」


ベ「たまたまここに迷ってきた子猫よ」


組織とは関係ないわ、とバーボンの意図にベルモットは否定する

知らないほうが幸せっていう言葉もある→←優しい矛盾

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