ひとひら

moment 6 ページ7

「陸さん幼馴染いたとか聞いてないですよ」


とりっくんの後ろから


顔を覗かせて言う



犬？みたいなメンバーさん




「俺の自慢の幼馴染笑」


幼馴染って紹介されることは


やっぱり悲しくなったけど、


こんな風に楽しそうに笑う


りっくんが見れるのはやっぱり



嬉しくて、、、



「翔吾ちょっとあっち行っててくれる？」


さっきのわんちゃんみたいなメンバーさん


りっくんがいつも言ってる岩谷さんだったんだ、


翔吾さんと離れると


りっくんは私の腕を優しく握って

隣の部屋に連れていく



「girl来るなんて思ってなかったから
びっくりした笑」


部屋に入るとすぐりっくんと向かい合うと


こういうりっくん


「私もオーナーに今日聞いたの！笑」


「そっかそっか笑
一緒に仕事できるの嬉しいね」


りっくんが笑うたびに


私の胸はキュって締め付けられる


「好きだな」ってそのたび思うの






すると









ふいに背中が暖かくなる







りっくんに後ろから抱きしめられてるんだ、、







そう気づくと、胸の鼓動がりっくんに







伝わらないことを願うしかなくて







今絶対顔真っ赤、、






「ごめん、でも言って欲しかったな」





私の首元に顔を埋めて言うりっくん






必死に冷静なのを装って







「どーして？」





と聞くと、、









「俺のgirlなのにみんなに取られちゃいそうで」









そういうりっくん







お願いだから、、








りっくん期待させること言わないでよ






私の中でりっくんへの想いは




1秒ごとに増していくばっかで





ほんとに大好きが溢れてくの、、






そして、、




この時誰かに見られてるなんて



私は知る由もなかった

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