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〜光side〜
「起立、礼」
「「「ありがとうございました」」」
2時間目の授業が終わった。
次の授業は何だろ…?
…うわぁ、移動教室だ。
この学校、色んな教室があるから
結構迷うんだよね…。
まだ入学して1週間だから、覚えきれてないし。
次の授業の準備をして
慧の元へ向かう。
慧は、窓の外を見ながら
何か考え事をしてる感じ。
…何考えてるかは分かるけどね。
有岡先生
その名前を出せば、慧は表情が変わった。
それは、恋する乙女の表情。
光「慧、かわいっ」
慧「もぉ、からかわないでよ…」
光「からかってないよ。
慧が可愛いのは事実だもん」
女子生徒は、皆憧れるんだよ?
慧みたいな女の子に。
慧「…光はさ」
少し間を開けて
慧が、話しかけてきた。
光「何?」
慧「薮先輩と…付き合ってどのくらい経つの?」
光「え、薮と?
んー、今年で1年…かな?」
薮とは、中学3年生の時から付き合ってる。
私が中学3年生になったと同時に、告白されたんだ。
慧「良いよねー、ラブラブで」
光「なっ、ラブラブ…!?
私とアイツが!?」
慧「ふふっ、だって光、薮先輩と付き合ってから笑顔が前より増えたんだよ?
それだけ楽しいって事じゃない?」
そう、なの…?
自覚ないんだけどな…。
慧「でも私は…難しいよね」
光「慧……」
確かに、有岡先生は
教師だもんね。
慧は生徒だし。
……私は一応、彼氏がいるという点では慧より先輩になるから
ここは先輩の私が、一肌脱ごうじゃない!
光「慧、諦めないで!
私と一緒に頑張ろ!
慧の魅力で有岡先生を落としちゃえ♡」
慧「えぇ…うん。
頑張るよ…!」
可愛い親友のためだもん、
八乙女光、恋のキューピットになります!
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作者名:なる | 作成日時:2019年5月12日 18時