4話 ページ5
in保健室
｢失礼しまーす。｣
そう言って、保健室に入る。
先生｢あら、えーっと、海宮さん。どうしたの？｣
｢ちょっと、まぁ色々あって、怪我しちゃって…｣
いじめの事はなるべく伏せる。
先生｢そう。こっちに座って。｣
椅子を勧められたので、座る。
先生｢で、どこを怪我したの？｣
｢えーっと、頭、顔、お腹、背中、腕、足。｣
とりあえず殴られたor蹴られた所を全部言う。
先生｢そんなに怪我したの？ちょっと手当するから動かないでね。｣
数分後…
先生｢よし…はい、終わったわ。じゃあ、教室に戻りなさい。｣
ちぇっ。結局授業行きかー。
in教室
｢遅れましたー。｣
それだけ言って教室に入る。
島之内｢もうとっくに授業始まってるぞ。どこに行っていた。｣
｢階段で転けて落ちたので保健室に。｣
とりま、誤魔化す。
島之内｢そうか。じゃあ、席に着いて授業の準備しろ。｣
冷たいなー。島之内ちゃん。←
これでも僕は、”洞潔”ちゃんの上司だぞー。
まぁ、当の本人は気付いてないんだけど。
あ、やっぱ今のは忘れて。
のろのろと授業の準備をして、授業を受ける。
キーンコーンカーンコーン
しばらくして、チャイムが鳴った。
もちろん、授業の内容は半分以上入ってないけどね(´▽`*)ｱﾊﾊ
すると、
島之内｢おい、海宮。放課後…いや、昼休みに職員室に来てくれ。｣
えー。ヤダ。
｢嫌です(即答)｣
島之内｢お前に選択権はない。とにかく来い。いいな？｣
ちぇー。これでも僕は君の上司なのにさ。
｢はいはい分かりましたー。行きますよ。｣
島之内｢絶対来いよ。｣
とだけ言って、教室を出て行った。
何か今回は洞潔ちゃんにしては推しが強かったような……←
まぁ、いいか。
洞潔ちゃんの事なんか興味無いもん。
それにしても＿＿
Aはすっごいクラスメートから避けられてるんだなー。
見てよこれ。僕の周りだけブラックホールみたいにだーれもいないの。
クラスメートを眺めてたら、1人のこと目が合った。
皆、僕に目が合わないように目を逸らしてるのに。
えっと、誰だっけー。
何か、茶髪のお下げの子。
まぁ、2秒くらいでそらされたけどww
その中で、1人だけ僕のブラックホールの中に足を踏み入れた来た人物がいた。
黒髪に、水色の目の男子。
いや、ｵﾏｴﾀﾞﾚﾔﾈﾝ( ･᷄д･᷅ )…
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