第九話「呼び出し」 ページ10
とか思っていたのに……
１年Ｃ組、藤丸立香。至急職員室まで来い。繰り返す、１年Ｃ組、藤丸立香、至急職員室まで来い
ぴんぽんぱんぽーん、と軽快な音を立て昼の食堂にアナウンスが響いた
「今度は何をやらかした」
「オレハナニモシテナイ」
「犯人は誰だってそう言う。ちゃっちゃと、言って来い」
「人使が冷たい、俺は悲しい」
ポロロンとか言いながら弁当を食べ終え、片付ける
「んじゃ、ちょっぱやで逝ってくるわー」
「逝ってらー」
・
「失礼しまーす、先程呼び出しを受けた１年Ｃ組の藤丸です」
「こっちだ」
少し前に廊下で寝袋の中寝てた先生だ。確か名前は相澤なんとか先生
「１年Ａ組の相澤だ。早速だが明日の５限、空いてるか？」
「休めと」
「話が早くて助かる。明日の５限、ヒーロー基礎学で人命救助訓練やるから手伝え。バスターミナルに12：30集合な」
「了解です」
「んじゃ、戻っていいぞ。呼び出し悪かったな」
「いえ、大丈夫ですよ。それでは」
失礼しました、と言い掛けたときだ
けたたましい警報が鳴り響いた。セキュリティ３が突破されただとか
「マスター！！何事だ！？全員フッ飛ばすか？」
「非常事態のようですね」
「お母さん、解体する？」
「モーさんとジャック、ストップ
天草、何があったかわかる？」
「どうやらマスコミが何者かの手により進入した模様です」
「藤丸は此処にいろ！」
「はい！
モーさん、天草、先生達に着いて行って」
「了解！」
「はい」
スッ、と溶けるように霊体化し、気配が遠のいていくのがわかった
「お母さん、何か来るよ」
ピリッとしたかつての旅でよく感じた戦場の空気が漂っていた
するとじわりと染みが広がるように何も無い場所から黒い靄が現れ、そこから白い手がぬっと出てきた
それは不気味な男の手だ
腕や顔、果ては首に、誰かの手をつけているのだ
男は顔につけた手からぎょろりと赤い目を覗かせた
「っ……！？」
その異常さに思わず息を呑んだ。こいつは＿＿＿
「
「雄英生……折角だ、潰していこう……」
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饅頭 - もう更新しないのですか？ (2020年12月14日 21時) (
レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 続きがとても気になります！面白かったです！！ (2019年8月9日 0時) (レス) id: 54047cc432 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます^ ^ちょっと執筆が滞り気味ですが、頑張ります！！ (2018年7月17日 18時) (レス) id: c509ccdcf0 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - とっても面白かったです！頑張ってください！(ロマニさんがどうなっているのかめっちゃ気になる。) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 20543c8800 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 奏さん» 応援ありがとうございます！ロマニはそのうちまた出てくるのでお楽しみに〜 (2018年7月11日 15時) (レス) id: e73c005897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小豆丸 | 作成日時：2018年5月3日 17時
