第八話「入学」 ページ9
試験から幾日かが過ぎた
春、雄英高校入学式の日
「ティッシュとハンカチは持ちましたか？忘れ物は？」
「うん、大丈夫だよ。全部持ってる」
「頼光の大将、大将ももう餓鬼じゃあるまいし……」
「まあ金時！そんなことはありませんわ！マスターは我が子も同然です！！」
「まあまあ２人共……あ、もう時間だし、行くよ！」
「もうそんな時間ですか」
「大将、気をつけてな！」
「うん！行ってきます！！」
いよいよ、雄英に入学します！
・
と言っても特筆すべき出来事なんてそうそう起きないものだ
「藤丸立香です。個性Fate、過去の英雄召喚とかできます。よろしく」
Ａ、Ｂ組はヒーロー科。Ｃ、Ｄ、Ｅ組は普通科。Ｆ、Ｇ、Ｈ組はサポート科、Ｉ、Ｊ、Ｋ組は経営科となっている。因みに俺のクラスはＣ組だ
ああそうだ、友達ができました！
「立香、帰るぞ」
「うん！あ、人使、今度駅前に猫カフェできるってさ！」
「まじ？」
「まじです」
心操人使、紫色の立った髪と、濃い隈が特徴的な少年。ヒーローに憧れ、雄英高校のヒーロー科を受験した。しかしヒーロー科の実技試験はロボットを倒しまくる試験だったため、彼の個性『洗脳』では非常に不利だった。落ちる前提で普通科の入試も受けており、現在は普通科に通っている。
『洗脳』は非常に強力な個性だが、素の身体能力はぶっちゃけそれほど高くない
「人使はヒーローになりたいんだよね？」
「ああ」
「だったらもうちょい体力つけなよ。俺、警察目指してんだけど、朝とか走りこみとか筋トレするだけでだいぶ違うよ
あ、良かったらうちの家、トレーニングルームあるから来なよ」
「良いのか？」
「その代わりに化学教えて」
「わかった」
「よし、善は急げ！今日空いてる？」
「勿論」
「じゃあとりあえずここから走って俺の家行こう。大丈夫、二駅くらいアメリカ横断に比べたら序の口序の口」
「今俺の中でお前の謎がめっちゃ深まったんだけど……」
聞こえないぞぉ！と走り出す。存外、今世は平和になりそうだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
饅頭 - もう更新しないのですか？ (2020年12月14日 21時) (
レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 続きがとても気になります！面白かったです！！ (2019年8月9日 0時) (レス) id: 54047cc432 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます^ ^ちょっと執筆が滞り気味ですが、頑張ります！！ (2018年7月17日 18時) (レス) id: c509ccdcf0 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - とっても面白かったです！頑張ってください！(ロマニさんがどうなっているのかめっちゃ気になる。) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 20543c8800 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 奏さん» 応援ありがとうございます！ロマニはそのうちまた出てくるのでお楽しみに〜 (2018年7月11日 15時) (レス) id: e73c005897 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小豆丸 | 作成日時：2018年5月3日 17時
