第四十三話「いざ！ヒーロー科へ」 ページ44
緑谷side
体育祭は無事、かっちゃんの優勝を以って閉幕した
そして、僕らに更なるイベントが迫っていた……＿＿＿＿＿＿＿＿
「今日のヒーロー情報学、の前に……
編入生を紹介する」
「へ、編入生！！？」
「ヒーロー科に……もしかして！」
「皆もよく知っている奴だ。入って来い」
先生の合図に、全員の視線が集中した。勢い良く放たれた
「あ゛？」
「「「誰ッ！！？」」」
全体的に真っ黒な、超人相悪い人がいるーーーー！！！！
屈強な身体、生気を宿さない虚ろで殺意に満ちた瞳、全身を彩る赤黒い刺青、腕と下半身を覆う獣じみた甲冑、至る所から無数の棘を生やし、腰からは蜥蜴のような形状の尾を持っていてなぜかとぐろを巻いていた
ずしんずしん、と教室内に入ってくる姿はまるで怪獣が歩くようだ
「よっこいせ」
超悪人面の男が教卓の前まで来たときであった。男のとぐろを巻いた尻尾から藤丸君がひょこっ、と顔を出した
「どうも、今日からヒーロー科に編入することになった藤丸立香です。よろしくね！
こっちは俺の個性で召喚に応じてくれた＿＿＿＿」
「サーヴァント、バーサーカー。真名、クー・フーリン・オルタ」
「うん。ところでオルタ、そろそろ放してくれると嬉しいんだけど」
「…………霊体化する」
「うん、ありがとう」
すぅっ、とオルタと呼ばれた男は姿を消した
「それじゃ、始めるぞ。藤丸、席はあそこだ」
「はーい」
皆が皆呆然とする中、藤丸君が席に着き、本日のヒーロー情報学が始まった
コードネーム、ヒーロー名の考案にプロからの指名の収集結果発表……
残念ながら僕への指名はゼロ。一番指名を多く貰ったのは轟君、二番目がかっちゃん、そして三番目はなんと藤丸君。この３人に注目が偏った
これを踏まえて、職場体験に行くらしい
「まあ仮ではあるが、適当なもんは……」
「付けたら地獄を見ちゃうよ！
この時の名が！世に認知され、そのままプロ名になってる人多いからね！」
これは、思ったより難題かもしれない
緑谷side終了
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饅頭 - もう更新しないのですか？ (2020年12月14日 21時) (
レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 続きがとても気になります！面白かったです！！ (2019年8月9日 0時) (レス) id: 54047cc432 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます^ ^ちょっと執筆が滞り気味ですが、頑張ります！！ (2018年7月17日 18時) (レス) id: c509ccdcf0 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - とっても面白かったです！頑張ってください！(ロマニさんがどうなっているのかめっちゃ気になる。) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 20543c8800 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 奏さん» 応援ありがとうございます！ロマニはそのうちまた出てくるのでお楽しみに〜 (2018年7月11日 15時) (レス) id: e73c005897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小豆丸 | 作成日時：2018年5月3日 17時
