天使が重すぎる 2 (ページ5)

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EP.53 ページ5

あみside

佐久間「あみ、ついに明日じゃん！」

『そうなの、、、。めっちゃ緊張してる』

佐久間「大丈夫だって！さっき面接の練習もしたじゃん！」

『それでも心配なもんは心配なの！』

この会話でわかるかもしれないけど、明日はついに専門学校の受験日

結局私はさっくんが卒業した学校に進学することにした

だから、面接練習も付き合ってもらったわけだけど

『さっくん相手だとどーしても笑っちゃうんだよなぁ』

佐久間「なぬっ！？失礼だなぁ」

『だって真剣に聞いてる時の目がバッキバキなんだもん。嫁の話してる時とおんなじ目してるよ』

佐久間「にゃははっ！笑それぐらい真剣ってことだよ」

『それはありがたいけども』

佐久間「いやー、前友達にも嫁の話してる時の佐久間は目がバキバキで怖いって言われたことあるわ」

なつかしー、って笑いながらヘアカットの道具を取りに行ったさっくん

明日の受験に向けて清潔感が出るように髪の毛とか前髪を整えてくれるらしい

あ、そーいえばさっくんって阿部ちゃん先生と友達なんだっけ？

『ねぇさっくん、阿部ちゃん先生知ってる？』

佐久間「阿部ちゃん先生？背が高くてイケメンでたまにな頭いい阿部ちゃんなら友達だけど？」

『うんあってる。それが私の言ってる阿部ちゃん先生。てかさっくん、私が行ってる高校の先生って知ってたでしょ』

佐久間「にゃははっ笑笑知ってる知ってる。この前文化祭だったんでしょ？だから朝から押しかけてヘアセットとかしてあげちゃったぁ」

『そのせいで阿部ちゃん先生モテモテだったよ。いつものボサボサじゃなかったから』

佐久間「お！いいじゃんいいじゃん大成功！阿部ちゃんかっこいいのに何にもしないからいっつも佐久間さんが定期的に呼び出して髪染めてカットしてるんだから！」

『そーなんだ笑』

佐久間「ちなみに嫁のこと話してる俺の目がバキバキって言ってきたのは阿部ちゃんだしね。理系科目のこと話してる阿部ちゃんもなかなかだよーって言ってやった笑」

『いやわかる。授業でもたまに細かすぎる情報入れてくるんだもん。』

佐久間「でもなー、あー見えてちょっとポンコツだからなぁ」

『え、何それ聞きたい』

佐久間「一緒に旅行行った時はインキーの鬼だし、すぐ電車の切符無くすし、まぁ大体ポケットに入ってるんだけどさ」

『うわ、いいこと聞いたわぁ』