魔術使いとかいけつゾロリ第2章 (ページ1)

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第四十六魔術ページ1

。

A「…んぅ…_？？」

もう朝なのか…

私は鬱陶しい桃色の髪をかきあげながら重たい身体を起こす。

ゾロリさんたちの方を見るとまた寝ていたようだった。

私はポシェットの中から懐中時計を出して時間を確認する。今は…9時か

私は近くの川まで顔を洗いに行ったあと、ポシェットから立て鏡をだし、髪を結い始める

ツインテールが一番似合うってお姉ちゃんが言ってたからなんやかんやで

ツインテールに毎日しちゃってたり。私まだお姉ちゃんのこと引きずっちゃってるのかな…

そう思いながらリボンをキュッと結んだ時。後ろから頭を優しくぽんと手を置かれる。

この暖かくて大きな手はゾロリさんの手だ

A「ゾロリさん…おはようございます。」

ゾロリ「もうおきてたのか」

A「はいっ」

ゾロリ「イシシ～ノシシ～早く起きろよ～」

そう言ってイノシシ兄弟を揺さぶるが、寝言いいながら全く起きようとしない

イシシ「おいもがこんなにたくさん…オラ食えないだよ～…」

ノシシ「おにぎりこんなにたくさん…シャケにこんぶに…めんたい…こ～」

イノシシ兄弟がなかなか起きないのでゾロリがげんこつを食らわす

ゾロリ「いい加減にしろ！！Aちゃんもう起きてるんだぞ！」

イシシ「んだよゾロリせんせ～…」

ノシシ「もうすこし寝ても…」

A「じゃあ朝ごはんのシチューいらないんですね？」

私がにこっと笑うとイノシシ兄弟は慌てて起きて顔を洗いに行った

ゾロリさんはもう洗いに行ったのかやれやれとため息をついたのだった

A「ではシチューつくりますね。材料もう買ってあるのですよ」

ゾロリ「いつの間にそうだったのか？」

A「魔法の町で、ある程度食料は買ってありますから！さゾロリさん！

準備手伝ってください！」

ゾロリ「おう！」