６撃目 ページ9
そんな時、今年度の初めに佐々木と井口がオカルト研究部を立ち上げるため、ひっきりなしに勧誘を始めたのである。やれ『我々と共にあらゆる未知を解明しましょう！』、やれ『幽霊部員でもいいですよ！オカ研だけに(笑)』と殆どの生徒に声をかけていた。
今の部活にうんざりしていた私にとっては正に渡りに船！勧誘に二つ返事で了承し、あっという間にオカルト研究部へ乗り換えた。
佐々木と井口が少し熱心すぎるのがまぁ、面倒臭いが…合唱部よりはマシだ。あそこは顧問も部員も本気すぎて、適当に入った私からしたらついていけない。
「そういえば『アレ』本当にやるのか？」
井口が佐々木にした意味深な問いかけに、事情を知らない私は首を傾げて「アレ？」と聞く。すると佐々木が待ってましたというように謎の細長いものを見せてきた。
なんとなく、気味が悪いものだった。棒っぽいものにぐるぐると擦り切れた御札が巻いてあり、見るからに禍々しい。
「これねー、なんか虎杖が拾ってきたんだよね！校庭に落ちてたらしくってさ。今日井口と夜に学校で御札剥がすんだけど、Aちゃんどう？！オカルトの匂いがプンプンしない？！」
「いや、別に」
「えぇー！！ノリ悪いよぉ！！！」
必死の表情で佐々木は私の肩を揺さぶる。
だって今日スーパーの特売だし、晩飯当番悠仁だから食べ損ねたくねぇし。つーかオカ研幽霊部員でもいいんじゃないの？活動行かないぐらい目つぶってくれてもいいじゃん。
「こんちゃーっす！あれ、先輩と姉ちゃん何してんの？」
「あ、虎杖！ちょっと聞いてよー！」
部室に来た悠仁を見て私を揺さぶるのをやめて話しかけに行く佐々木。忙しい奴だなぁ、と佐々木を尻目に見ながら椅子を窓際に寄せて座って、週間少年誌の続きを読み始めた。ワンパンマン読みてぇよ安〇先生……！
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まゆ(プロフ) - ドストライクです！更新待ってます (2月16日 21時) (
レス) @page13 id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 尊き (7月12日 16時) (レス) @page13 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
なつ。(プロフ) - 面白すぎます…！これからも頑張ってください！！続き待ってます！ (2022年2月7日 0時) (レス) @page13 id: ea9f89257f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 面白いです😂続き楽しみです🎶頑張ってください🎌🔥応援してます！！ (2022年1月13日 23時) (レス) @page13 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
ん - あけましておめでとうございます！更新ファイトです、応援してます！ (2022年1月3日 20時) (レス) @page12 id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝋燭 | 作成日時：2021年12月3日 1時
