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「看護師さんから聞いたぜ。……爺ちゃん、なんて言ってた？」
悲しげに眉尻を下げた二人に、そういえば喪中なんだったか、と伏黒は心做しか申し訳ない気分になった。
「爺ちゃんは……立派なヒーローになれよって…言ってた」
「……そうか」
「あと人と物理で戦うなよとも言ってたよ。軽傷所じゃすまねーからって」
「……ハハッ、爺ちゃんらしいぜ」
(いや後半おかしいだろ)
湿っぽく笑った虎杖姉に思わず心の中で突っ込んだ伏黒である。同時に、まぁこんな兄弟の家族だもんなと妙に納得もした。
「よし、じゃ帰るぞ悠仁。飯の時間過ぎちまう」
「あっ、ちょっと待って姉ちゃん！伏黒、大丈夫か？」
「ふしぐろ？」
知らない人間の名前が出て虎杖の姉は怪訝そうな顔をした。虎杖は「ずっと近くにいたのに気付かなかったん？」と姉に呆れつつ伏黒の怪我を気遣う。
然し伏黒はそれどころではなかった。両面宿儺を受肉してしまった虎杖をこのまま帰らせてしまえば特級呪霊を放置することになる。そして傍にいるのは非術師の姉一人で、まさに格好の獲物だ。然し満身創痍の伏黒では立つこともままならない。
自身には身に余る問題である事を理解した伏黒は、まさしく八方塞がりな状況に置かれていたのであった。
─────その時だった。
「今どういう状況？」
軽薄そうな声で現れた目隠しをしている長身の男。その姿に伏黒は驚きながらも、心の奥底で小さく安堵した。
────『最強』が到着したのである。
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まゆ(プロフ) - ドストライクです！更新待ってます (2月16日 21時) (
レス) @page13 id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 尊き (7月12日 16時) (レス) @page13 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
なつ。(プロフ) - 面白すぎます…！これからも頑張ってください！！続き待ってます！ (2022年2月7日 0時) (レス) @page13 id: ea9f89257f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 面白いです😂続き楽しみです🎶頑張ってください🎌🔥応援してます！！ (2022年1月13日 23時) (レス) @page13 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
ん - あけましておめでとうございます！更新ファイトです、応援してます！ (2022年1月3日 20時) (レス) @page12 id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝋燭 | 作成日時：2021年12月3日 1時
