【アダルトトリオ・クロロ】危険3 ページ5
あー…脇腹が…痛い
なのにイルミとヒソカの馬鹿野郎がァ…
痛…
貴『くない？』
目を覚ますと見慣れた天井。
両手を伸ばして体を捻る。
貴(あれ、痛くない)
脇腹に手を当てると布の感触。
ク「起きたか、A」
貴『あ、クロロ…』
布の正体は真っ白な包帯だった。
サラシのように胸元までしっかり巻かれている。
手足の擦り傷も手当済みだ。
ク「全く…怪我が耐えないな。
手当はマチがしてくれた。後でお礼を言っておくんだな。」
貴『ご迷惑を…
あ、でも今回はイルミとヒソカを責めてよ！？
あいつら私がこんだけ怪我してたのにキ…』
そう言いかけてピクっとクロロが反応する。
ク「…キ…？」
貴『…』
やばい。そう思って口を閉じた。
すると読んでいた本をパタンと閉じるとクロロはカツカツとAの寝ているベッドへ膝をついた。
ク「…まさかヒソカにキスでもされたのか？」
貴(キだけで分かっちゃうクロロがすごい！！)
ぐるっとクロロに背を向けるように半回転する。
変な汗をかいている。
だって今なら抵抗できる。
でもしたくない。
ク「…A」
ぐいっと片手を引っ張られて仰向けにされる。
ク「答えろA。されたのか？」
怖いともかっこいいとも取れるその大きな瞳に思わず「はい…」と答えた所で自我を取り戻す。
しかし遅かった。
ク「A。蜘蛛の団員ならお前は俺のものだ。
俺の許可なく他の男に触れさせるな。」
貴『…マチとシズクにも同じ事言ってる？』
ぎし、とベッドが軋む。
クロロの大きな手がAの前髪をどかすように頭を撫でる。
ク「お前は、特別だ。
意味は…分かるだろう？」
今日3回目のキス。
それは誰より優しく、長く、深いもので。
貴『…そう、だね…私は、貴方のものだよ、クロロ
私を拾ってくれてありがとう…』
そう呟けばすぐ側には微笑むクロロ。
両手がAの顔を包む。
首にもかかるその指がくすぐったくて笑ってしまうと、クロロは再び口付けを落とす。
ク「…ヒソカには、やられていないんだな？」
貴『…へ？』
クロロはそう言って着ていたコートをバサッと脱ぐ。
貴『待った、クロロ、それは…！！』
ク「何故？
お前は俺のもの。俺のものにつばをつけられたら、つけ返すにきまってるだろう？
それに俺は、お前のものだ。」
そう言って重なった影は、陽が昇るまで離れる事はなかった。
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いえっふー - 記憶喪失もの最高です！！！！ (2020年7月31日 22時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸 - 初コメ失礼します。とても良い作品ばかりで、応援させていただいてます。それでですね、、、誠におこがましいのですが……フィンとシャルの短編に飢えていまして、お願いできますか？ (2019年11月6日 17時) (レス) id: f086d8f628 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - ゴン・キルア・クラピカ・フェイタン←マジヤバイ天野桃介さん！神ですか?! 更新頑張ってください！フェイに殺されるまで応援します！ (2019年11月4日 16時) (レス) id: 07d1416f60 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 面白いです！ シャルナークをリクエストしても宜しいでしょうか？これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年6月2日 0時) (レス) id: 59ab379dfa (このIDを非表示/違反報告)
沢庵食べたい。(プロフ) - いやっほぉー(`∀´)/ (2019年5月25日 19時) (レス) id: 13057630e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野桃介 | 作成日時：2019年5月19日 17時
