ゾロの説教 2 ページ4
下りたすぐ先ではルフィとロビンがいて、2人とも妹の手から大量に流れ落ちる血に目を見開いた。
ロビン「A…！？どうしたの！？」
ルフィ「なにやったんだゾロ！？」
ゾロ「おれじゃねェ！！」
2人の心配は他所に、チョッパーの保健室へと急いで駆け込む。
ルフィもロビンもいつの間にかついてきていた。
部屋の扉を勢いよく開けて、椅子に座っているチョッパーにAを預ける。
チョッパー「うぉ！！どうしたんだよ、そんな慌てて……ってエェ！？！？！血が！！」
泣き叫ぶ妹に、大量の出血。
急なことで驚くチョッパーだったが、ハッとして急いで止血しないと！と慣れた手つきで手当をはじめた。
手を動かしながら、「なんでこんなことになってるんだ…！？」と聞かれてゾロが自分の刀に触っていたことを話すと
チョッパーはエェ！？！とまた大きな声を上げて驚いた。
そして患部をまたじっとみて、手首が離れていないことにゾロと同じように安堵する。
『ぐすっ…………いたい…………いたいよ……』
未だ泣き止まない妹に、チョッパーは「可哀想にな……」と見るからに心を痛めて泣きそうな顔をした。
ルフィも、何を思ったかAの前に立ち
「ほら！みろ！笑ってくれよ！！」と変顔やら謎の芸を繰り広げ始める。きっと彼なりの気遣いなのだろう。
ゾロはただひたすらに眉間に皺を寄せて、妹の手当の様子をじっと見つめていた。
それをみたロビンが、苦しそうに口を開いて妹に聞こえないようゾロに話しかける。
ロビン「慰め役は私たちがやるわ」
流石察しのいいロビンで、それだけ言うと静かに部屋を出ていってしまった。
−−−−−−−−−−
数十分後。
無事Aの手当てが終わりようやく泣き止んで、後で事情を知ったナミやブルックたちが集まり
痛かったね、大丈夫？と妹を甘やかしているのが甲板にみえた。
その中にゾロがなにやら重めの雰囲気を纏いながら近づいて行く。
ゾロ「…A、ちょっと来い」
『え…』
いつもと違って唸るような低い声で名前を呼ばれ、少し肩が揺れる。
ナミたちは「ちょっと、Aに何する気よ！」なんてキレ始めているが
姉たちがこう甘やかしてばかりいるからこんな事になるのだ。
他の仲間たちのことは気にせずにAを船首の近くへと連れ出し、芝生の上に座らせた。
その対面に自分も胡座をかいて、Aの目を真っ直ぐに見つめる。
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うなぎポテト - 尊い……( ◜ω◝ )ガチで天使ですね…… (7月24日 9時) (
レス) @page19 id: 9030b78ea3 (このIDを非表示/違反報告)
うえーい - 好きだなぁ (7月19日 12時) (レス) id: 79851a5d5f (このIDを非表示/違反報告)
夏油はサマーオイルだお☆ - ﾊｧｯｶﾞﾜｲｲｯ (7月10日 0時) (レス) @page19 id: cc1b769437 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - この作品面白くて大好きです。続き待っています。ハートの海賊団やキッド海賊団との絡みも見てみたいです。応援しています。頑張って下さい！！ (5月27日 16時) (レス) id: ec65e2086d (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - なにこれ大好き…♡もうこれしか思いつきません…最高です。 (5月1日 23時) (レス) @page19 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼくのなつやすみ | 作成日時：2023年3月5日 20時
