気付いたら呪術廻戦で、気付いたら最強。そこにいるのは私の推し。【呪術廻戦】

宿儺の力 ページ13

五条｢…推しってのも、結構大変かもねえ｣

狗巻｢…すじこ｣

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五条｢それじゃあ棘、せーのでAちゃんの隣に行ってくれる？僕は反対側につくから。隣についたらとりあえず…声をかけてみよう。無理そうなら力づくしかない☆｣

狗巻｢しゃけ！｣

皆(軽ｯｯ…)

五条｢いくよ。せーの！｣


狗巻が持ち前の身体能力を活かし、あっという間にAの隣につく。そして狗巻が隣についたのと同時に五条は消え、気づけば狗巻とは反対側の、Aの隣にいた。

五条｢Aちゃーん！！帰ってきてー！｣

狗巻｢しゃけ！！ツナマヨ！！こんぶ！！｣


Aの横で声を上げた。

すると、Aの周りを取り囲むように溢れ出た呪力が、パーン！！と音を立てて弾けた。

その音と同じタイミングでAはバッと目を開ける。


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伏黒｢お、帰ってきた｣


私｢ﾊｯｯさっき推しの声が耳元で聞こえた気がする…｣


五条｢おかえり｣

狗巻｢しゃけ｣


……


…え


今の『おかえり』と『しゃけ』


完全に耳元で聞こえたよね？

もしやと思いゆっくりと隣を見る



私｢………ｷｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ真横に推し2人ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!｣


五条｢ちょ、鼓膜破れる！｣

狗巻｢おかかっおかかっ！｣

私｢あああごめんなさい……！｣

五条｢その様子だと完全に帰ってきたみたいだね｣

私｢あっすみません妄想の世界に入り浸りすぎました…｣

五条｢Aちゃんって妄想と現実の区別がわからなくなりやすいタイプ？｣

私｢そうかもしれないです…すみません…｣

五条｢今は僕と棘がいたから良かったけど、この強さであの術式を持ってて、尚且つ妄想から抜け出しにくいのは…結構危険だね｣

私｢､､､｣


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五条｢まあそれについては後で色々話すとして、どーお？呪力を出すコツは掴めそうかな？｣

私｢あっなんとなくわかりました！！次は軽めの妄想でちょっとやってみます…｣

五条｢お、やってみて｣

私｢はい！｣

宿儺｢早くしろ｣

私｢ごめんなさい()｣

私(軽く妄想…軽く妄想…)


すると、Aの周りでじわじわと呪力が固まっていく。

私(これくらいかな…？)

私｢術式展開…『空想実現・自制』｣


先程とは違い、周りを強力な呪力の塊が飛び交う。

やがてそれらは宿儺の体をめがけ飛んでいき…


宿儺｢……戻ったぞ｣

つづく。

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