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潤のこと ページ3
翔の運転する車に揺られ
雅紀は後部座席で寝息を立てていた
「久々のまともな外出だったから
疲れたんだな 雅紀は……」
「───そうかもね」
カフェ風の帰り道
潤の気のない返事が気になって
ちらりと視線を横に送った
目に入ったのは窓に肘をかけ
ぼんやりと外を覗く潤の姿
「どした？」
翔がたずねると
外に目線を送ったまま
「たいしたことじゃないんだけど
さっきニノがさ
俺が探偵で良かった
ありがとうなんて言ってくれて
思い出しちゃってさ
俺が探偵になろうって決めた時を……」
雅紀を気づかうように小さな声で呟く
後ろを振り返り
眠っていることを確認し
フッと小さく笑う
「まーに出会えたおかげかな……」
潤の声は隣の車線を走り抜けて行った バイクの音に掻き消され
誰の耳にも届かなかった
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43(プロフ) - 大変お待たせして申し訳ありませんでした。見捨てることなくページを開いてくださった皆様、ありがとうございました。亀更新が続きますが、完結目指してカーソルはノロノロと進んでいっております。最後までお付き合いいただければ嬉しいです。よろしくお願い致します。 (2021年5月12日 21時) (
レス) id: eb8e95ff3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：43 | 作成日時：2021年5月12日 21時
