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＊＊＊
『いやいやちょっと待ってくださいよ』
gr「なんだ」
『正にトントン様の言う通り私別に義兄弟なんてめんどくさそうなものになりたくなかったのに何ですかその態度？謝ったかと思えば視線はトントン様に向いてますし最早私ではなくトントン様に謝ってますよね？』
gr「グッ」
『しかも何故事前に知らされてないのですか？貴方それでも生徒会のリーダーですか。勝手ながらにも失望しました』
gr「うっ…」
『更に貴方の行動は私だけでなく其方のトントン様にもご迷惑をおかけしていますよね？そこら辺しっかり考えて行動してください』
gr「…」
すっかり撃沈したグルッペン様に、申し訳なさそうに頬をかくトントン様を見て、私は小さくため息をついた。
勢いで言ってしまったが仕方がない。だって本当のことだし。
今現在グルッペン様の義兄弟となってしまった私は既に多くの生徒に目をつけられた。
この先無事に学校生活を過ごすことはできないだろうと判断し、それならば言いたいことは言ってやろうと思ったのだ。
『まぁ、他にも言いたいことはありますが…』
そう言ってチラリとグルッペン様を見ると、まだ何か言われるのかと怯えている様子。
『十分に伝わったようなのでここらで終わりにします』
私の言葉にホッと息をつくグルッペン様を見て、尋ねる。
『義兄弟別の人に変更してもらえません？』
gr「…無理だ」
tn「すまんなぁ、ヘルディンさん。実は義兄弟に関する書類は先に出してもうてて…本来ならグルさんがヘルディンさんの許可を得たら出すつもりやったんやけど…」
嗚呼、当のグルッペン様は私に何も言ってなかったもんな。
『…まぁ仕方ないですね』
ため息と共に吐き出した言葉に、グルッペン様とトントン様はホッと胸を撫で下ろした。
『そのかわり、不干渉条約を結んでください』
gr「は？」
『義兄弟となるのはただの書面上、ということで。義兄弟として何かしなければいけないときは仕方がないですが、日常生活に置いて私と必要以上に関わらないと誓ってください。そしたら私も貴方と必要以上に干渉しませんので』
ふむ…と考え込んだグルッペン様を見て、少し顔を強張らせる。
これはかけだ。もしこれに成功したら、女子からの嫌悪も和らぐかもしれない。
…義兄弟だと言う時点でアウトかもしれないが。
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なな - この話面白くてすきです！ (2021年7月19日 9時) (
レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
なな - こ (2021年7月19日 9時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
タラコ - すみません。42話のところの『''和食''は存在しないけど、、、』のところ和食と日本食逆になってると思います！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
むっちゃい - モモさん» 有難う御座います！本当だ、急に話がとんでしまってますね…ご指摘有難う御座います！更新コツコツ頑張らせていただきます。 (2021年1月24日 9時) (レス) id: d7c3fd666c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めっっちゃ好きです…！36話から42話になってますよ！更新頑張ってください！！ (2021年1月23日 9時) (レス) id: 822858a868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むっちゃい | 作成日時：2021年1月8日 16時
