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第166Q ページ5

青「それって」


俯いてた私は顔を上げた。少し緊張も混じった声に驚いたのだ。




青「その、頭ごなしに振られなかったらってのもあるけどよ



ちょっとは期待してもいいってことか?」







図星だ。





ずっと考えてる。


私の青峰に対するこの感情の正体は一体何なのか。



テツヤのことは好きだ



これが恋愛的な意味ならば

青峰に対する感情とは似てるようだけど、確かに違うから

きっと、彼のことは恋愛的に好きでは無い。



けど、もし仮に、逆だったら??




わかんない。

考えれば考えるほど、自分の気持ちが、自分がわからなくなっていった。




私は、青峰の言葉に、恥ずかしながらも小さく頷いた。


青「・・・ま、じか。」



青峰は、小さくそう言って、明後日の方を向く。



青「・・・今日は、それ聞けてよかったわ。

そんじゃ・・・、WCで。温かくして寝ろよ」

『う、うん。青峰も・・・。』



ぎこちなく、でも、満たされた雰囲気で終わった会話に、私は暫く放心状態だった。


熱くなった頬に手を当てて、深く息を吐く。



やけに素直で気が狂いそうになるよ・・・。



心の中で呟やいた。




さて、部屋に戻ろう・・・、と視線を動かして、ようやく、大我もテツヤも、既にそこに居ないことを知った。



あれ、、いつの間に・・・?



話に夢中で、2人がいなくなったのなんて気づかなかったんだ。




▽▲▽▲▽▲



黒子 side



火「・・・いいのかよ。」


青峰君がAさんを連れていってしまって直ぐに火神君がそう話しかけてきた。


「何がですか・・・」


思ったよりも低い声に自分でも驚く。


火「何って・・・、お前、Aのこと好きなんだろ」


まぁ・・・



視線の先で、頬を赤らめぎこちない様子の2人。



火「・・・黒子?」








良くない感情がふつふつと湧いて消えそうにない。




「先に戻ります。」
火「ちょっ、黒子!」




そろそろ限界です・・・。

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涸萌佳雨(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます><落ちについては、もう既に決めているのですが、正直どっちも捨て難く、また迷い始めてます笑笑しっかり読んで考えてくださって感謝です!最後まで見届けてくださると嬉しいです^^/ (1月13日 2時) (レス) @page30 id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 初心者です!さん» コメントありがとうございます!シリーズ1からいらっしゃいませ!楽しんでもらえているようで何よりです><ゆっくりですが更新進めておりますので、これからもよろしくお願い致します〇 (12月19日 14時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - シーズン1から読んでいたら、青峰落ちもいいな!と思ってしまいます… (12月19日 13時) (レス) @page5 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - シリーズ1から来てます!すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (12月17日 15時) (レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!!応援の言葉励みになります;;これからもよろしくお願い致します>< (12月1日 10時) (レス) id: be90f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/  
作成日時:2023年1月13日 21時

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