第85Q ページ9
第3Qが始まった。
テツヤは1度ベンチ待機。
小金井先輩が代わりとして試合に出た。
緑間中心に秀徳は攻めてきて、私たちも攻めていない訳では無いが、やはり、2点と3点の差が痛すぎる・・・。
たかが1点。されど1点。
何か、突破口はないのか・・・。
きっとりこ先輩も同じ気持ちで見ているのだろう。
緑間のマークは、依然、大我が担当していた。
シュートの瞬間、ブロックのために翔んではいるが、緑間の高さの方が勝っている。
緑間の方が、勝っ、て・・・・・・?
あれ・・・?
2人の攻防戦を見ていて、私はふと気がついた。
・・・だんだん、高くなって、る?
確かに前半より大我の跳ぶ高さが高くなっている気がした。
その時だった
緑間の放ったボールがリング上で円を描き、何回か回転した後、ストン、と吸い込まれたのだ。
緑間はあんなシュートを打つはずがない。
大我が、少しでも、触れたんだ。間違いない。
瞬間、ハッとした。
念の為に見ておいたおは朝占い。
1位は緑間のかに座だった。
けど、確かその後に、しし座とは相性が最悪だから注意してとのコメントがあったはず・・・。
大我の誕生日は・・・??
私は慌てて選手プロフィールのページを開き確認した。
8月2日!!!
しし座!!!!!!!
あの緑間が多大なる信頼を置くおは朝占いだ。
外れるはずがない。
・・・突破口、これしかなくない!?
その後大我のジャンプはどんどん高くなっていって、そして、とうとう、そのボールを叩き落とした!!?
・・・す、すごい。
3年間、いや、もっと長く緑間のシュートを見てきたけど、叩き落とされたのは初めて見た・・・。
大我がいれば、勝利も夢じゃないかも・・・。
▽▲▽▲▽▲
大我は秀徳のシュートをどんどんブロックし、さらに、自分でも決めていく。
私は、最初はすごいと感心したものの、少し気がかりだった。
疲労が激しい。誰よりも息が上がっている。
ずっと思っていた。
大我は、確かにジャンプ力はピカイチだけれど、それを支えきれる身体がまだきちんと出来てないって。
跳ぶことは足に負担が大きくかかる。まだ出来てない身体であれほどの高さのジャンプを連発していたら・・・危険だ・・・。
そう思っていた矢先だった。
大我が、跳べなくなったのは。
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時