第118Q ページ42
席に着いた私たちは、試合が始まるのを待った。
選手が入場してくると会場は期待でいっぱいになる。
遠くから、青峰と涼太が話しているのが見えた。
そしたら、昔のことが一気にフラッシュバックしたんだ。
青峰と涼太が笑ってバスケをしている姿から
青峰との思い出が、次から次へと。
「それでこそ、Aだ!」
「Aはよく分かってるな!」
「A、ほら」
「A、どうした?」
「泣きたいときは泣け。理由は聞かん。
でも、泣きそうなときは俺のところにこい。独りでは泣くな。」
「・・・はぐれないように決まってんだろ?」
「じゃ、俺と帰ろーぜ、A」
その笑顔は、私に向けられていて・・・
青峰にとっての特別は、私だったことに今更気づいた。
そして、今も・・・
「その、俺も直接話してぇし・・・、、試合の後でも時間あったら、会えるけど、会う?」
「家送ってくからさ、帰りがてら話そうぜ」
「お前が着るとブカブカだな」
「そういうの逆効果だから」
「Aが、好きだ」
「やっと言えたわ・・・」
コートに入ろうとしていた青峰は、ふと、視線を上げ、周りを見回したかと思ったら、私のところでピタッと止まった。
そして、しばらく見つめて、そしてコートに入った。
それだけだった。
でも、私は痛感したんだ。
当たり前だけど、嘘じゃ、ない。
どうやら私は
青峰の好意を受けているようです。
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時