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第80Q ページ4

秀徳戦第1Qが始まった。




強敵、秀徳に少しでも流れを取られてしまったら、自分らに持ってくのは相当難しい。

だからこそ、この第1Qはなんとしてでも流れを持ち込みたい。もってかれたら、終わりだ。



私は試合直前、テツヤにこう言った。



『秀徳の隙は、緑間の3Pの後にある。

確かに、緑間のシュートレンジは広い。だけど、もし外した時のリバウンドのために、全員は前に戻れない。それが隙。

テツヤ、チャンスは一度きり。緑間が3Pを決めた直後。』


テツヤは私を見ずに、リストバンドを付けながら言う。


黒「元から、そのつもりでした。」




・・・さすが、と思ったと同時に、なんだか、雰囲気が違う気がした。なんか、トゲトゲしてる?・・・はて?





開始3分。両者とも引きを取らず、無得点のままの時間が続いていく。


そんな中、彼にボールがまわった。




そう、緑間。



彼の放ったボールは、綺麗な弧を描いて、ゴールへと吸い込まれた。





何度も思うけど、この時間が、精神的にきついんだよなぁ・・・
ブザービーターとかだと、もうどうしようも無いもの



観客誰もが、流れが秀徳になったと思ったさなか、私はそんな野暮なことを思っていた。


だって・・・




落ちてきたボールを掴んで、線の外に出たテツヤ。









チャンスは一度きり。









テツヤは体に回転をつけ、ボールをパスした、と言うより、投げたと言った方が妥当かもしれない。






サイクロンパス





自陣ゴール下から敵陣ゴール下までをぶった切るパス。


ボールは、緑間の横を突きぬけ、ゴール下にいた大我に渡り、大我はいつもの如くダンク




会場が呆気に取られながらも、熱気を帯びた。






緑「・・・黒子」


黒「すみません。そう簡単に第1Q取られると、困ります。」





流れはまだ取られてない!!!!




▽▲▽▲▽▲



雨「関係ないんですが、テツヤのこのセリフ、1位2位争うレベルで大好きなんです× ̫ ×」

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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/  
作成日時:2021年9月23日 19時

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