第61Q ページ25
ゾクゾクするよな感じの恐怖にも似た高揚感の中、その明後日がやってきた。
海常高校へ行くと、校門の所に黄瀬がいた。どうやら案内役のよう。
黄「黒子っちがあんなにアッサリ振るからぁ、毎晩枕を濡らしてるんスよ、もぉ〜」
話を聞いたところ、いわゆる引き抜き、的な?のがあったらしい。
黄瀬、私怒ってるよ。少し。
黄「女の子にも断られたことないんスよー?」
黒「サラッとイヤミ言うのやめてもらえませんか」
『私は黄瀬の誘い断ったこと何度かあるけど?』
黄「Aっちはノーカンっス!!」
ノーカン・・・?
は????
『ちょっと、黄瀬君、それどういう意味?私は女じゃないってことかなぁああ?』
笑顔で拳を握る私を見て黄瀬が慌てふためいた様子で、いやぁ、言葉を濁した。
黒「あ、怒らせましたね。」
黄「そんなこと言ってないで、助けて黒子っち!」
黒「Aさん怒ると怖いの忘れたんですか」
黄「忘れてないスけど!!!!」
『はいはい、うるさいよーー?』
「「仲良いな元帝光組。」」
そのとき黄瀬が慌てて話題を変えた。
黄「そ、そそ、そういえば君!なんでそんな目充血してるんスか!!!」
と言って大我を見る。
火「いや、昨日寝れなくて・・・」
朝から遠足前の小学生か!って突っ込まれてたな、可愛いとこあるよねww
黄「マジすか・・・。正直俺、黒子っちにあそこまで言わせる君にはちょっと、興味あるんスよ。」
黄瀬が、フッと真面目な顔になる。
黄「『キセキの世代』なんて呼び名に、別にこだわりとかないスけど・・・、あんだけハッキリ、ケンカ売られちゃあね」
そして、ニヤリと笑った。
黄「俺もそこまで人間できてないんで・・・、悪いけど、本気で潰すっスよ。」
火「ったりめーだ!!」
大我が力強く言ってくれて、私は心底安心した。こういとうところは頼りになるよね。
黄「あ、ここっス」
案内された体育館を見て愕然とした。
『黄瀬、これどういうこと・・・』
黄「いや、俺にも・・・」
体育館の中央はネットで区切られていた。俗に言う片面コート状態。ゴールにはかなり年季が入っていて、大我のダンクでぶっ壊せそうな勢いである。それに、片方では、海常高校が練習してるではないか。
えっと、つまり、練習片手に相手してやるよってこと・・・?
海常高校の監督さんと話しているうちに、段々とイライラが募る。
えーい!許さん!!!!
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涸萌佳雨(プロフ) - はい、ありがとうございます!インフル、怖いですよね・・・。私、結構風邪とか引かないけれど、気をつけます!実際、油断してこの間、肺炎になってしまったのでw受験頑張ります、コメントありがとう! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
白雪 麗華 - 受験、大変ですね。これからインフルも流行ってますし、今年のインフルは中々治らないので自分の体長管理に気を使って下さい。私は今高校二年生で受験の大変さが凄く分かります。しっかり勉強しっかりしてしっかり睡眠もとって下さいね。 (2019年11月4日 15時) (レス) id: 7bbb3379fc (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 綾さん» 応援ありがとうございます!! (2019年10月14日 14時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
綾 - ガンバ!? 面白いです。これからも見てます (2019年10月14日 9時) (レス) id: 21c3761e82 (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - 輝夜さん» はい…! (2019年10月6日 9時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2019年8月26日 1時