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サ「俺ちょっと寝てってもいい?」


「うん、どうぞどうぞ」

サグワは足元のアメを
抱き上げて、廊下を歩く


脱ぎっぱなしのスニーカーを
揃えてから

私もその後ろをついていこうと
すると




「・・・きゃッ、」

ものすごい勢いで
開いた玄関から
伸びてきた腕につかまれる


「ど・・・、して」

どうしているの、


抱き直すように
何度も動く腕の感触


首筋に感じる
熱い息


ぴっとりくっついた身体からは
バクバクと、張り裂けそうな程に
動いている心臓の音が聞こえた



耳元に寄せられた口から
途切れ途切れの息の間に
吐き出されたのは短い言葉


「バカ」





なにそれ
そんなこと言いに来たの?


「バカはそっちでしょ・・・」

なんでいるのよ

「・・・・・・・マホト」



はぁはぁと
苦しそうに肩を上下させるマホトは
それ以上なにも言わない。

ただ何度も何度も
ぎゅうっと腕に力を込められて

首筋に唇を押し付けられる



いつもより強引なその行為に、
いつもよりうんと熱いその唇に、



身体中が、とろけてしまいそう。

9→←7



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設定タグ:マホト , ワタナベマホト , 仲間家   
作品ジャンル:恋愛
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ヒナ(プロフ) - 何度読んでも飽きない大好きなお話です。 (2021年7月19日 21時) (レス) id: b454a587c3 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ。 - 何回読んでも飽きない小説憧れます ("∀")// (2018年12月19日 1時) (レス) id: aaced1c0e9 (このIDを非表示/違反報告)
まほちゅり(プロフ) - 読み返してて、気づいたら涙がこぼれ落ちていました。すべての言葉に感動して、この小説以上に素晴らしいものは、私はないとおもいます。本当に素晴らしい作品をありがとうございました! (2018年7月1日 2時) (レス) id: b757ccbd96 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - たまに読み返したくなって読み返すけど毎回泣けます! (2018年4月12日 2時) (レス) id: 6bd98be78d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆうかさん» 遅くなってごめんなさい!一番だなんて、本当に嬉しいですありがとうございます。また私の書いたお話でその一番を抜かせるように頑張りたいと思います^^コメントありがとうございます!! (2018年4月7日 20時) (レス) id: 7a341cad47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グン。 | 作成日時:2017年8月13日 22時

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