狗巻先輩に愛されたいっ

ぱんだ先輩2 ページ3

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「なんで！あたしの名前をご存知なんでしょうか！」



「そんな怪しむ！？俺2年！先輩ね！」



「え、先輩？」



「パンダ先輩だ。よろしく！てことで…」



「？」






ガシッ



ん？え？


初対面の女の子の両脇に手突っ込んだんだけどこのパンダ！何このパンダ！



そのまま軽々しくヒョイっと抱き上げると、




「鍛錬開始じゃぁぁあ！！」



「は？っきゃぁぁあああ！！！！」





放り投げた。









なにあのパンダなにあのパンダ！！


あ、やばい無理かも！無理かも！



「…っ」




起きてすぐのハイジャンプ(なんて優しいものじゃないけど)にフワッと意識が薄れていくのがわかった。





「いくらぁ〜！」



ん、いくら？


いくら…？





それを最後に意識を失った。








ーーーー






「…ナ！」





ん…あれ、



「…じこ！」



誰か、何か言ってる？



「ツナ！」


「！！」





パチリと目を開くとお顔の整った男の子がドアップで視界いっぱいになった。


「へ？」




これってもしかしなくてもお姫様抱っこされてる！？







「こんぶ！」



目の前の彼はあたしの髪をサラッと撫でて微笑んだ。









あ…




好きです。









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