●配信者ちゃんと案内 ページ7
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とりあえずそのまま、ましろさんと横に連なって歩く。
ましろさんは色々なことを話してくれたが、あまり頭には残っていない。…その事には反省してる。
大体10分も経っていないくらい歩くと、ましろさんが立ち止まり、口を開く。
「さ！ついたよ〜。ここ！」
ましろさんがそこを指さす。
…倉庫？完全な倉庫だ。どこからどう見ても貸倉庫的なアレだ。
え、ここが撮影場所なの？なんか不安。
「アハハ、撮影場所兼自宅！でーす！！」
「自宅！？」
「自宅〜」
問いをそのまま返される。なんか尻上がりな喋り方だった…最後にハートマーク着くような勢いだった。
いや、本当にどういうこと？ネームプレートもついてないし…関わったらまずい人だったりする？え…私詰んだじゃん。
「ちが、違うって、そんなやばい人じゃない！怪しんでる目であたしを見ないで！…仮住居…みたいな？自宅はちゃんとあるんだけど、一々配信するのに帰るのが面倒くさくて。」
嗚呼、なら良かった。
ましろさんは慣れた手つきで倉庫の鍵を外し、安っぽい扉を開ける。
ちょいちょいと手招きをしてくるので、そのまま扉をくぐり中に入り、靴を脱ぐ。
…案外広い。
中は二階建てになっていて、目視する限り大きめのパソコンやマイク、そして脇にキッチンや冷蔵庫。…ここ、電気引いてるのか。
「んー…とりあえず自由にしてて。ってか、もう目視すりゃ全部理解出来るか！」
もう2階行く？と言われた。
まぁ、確かにおおまかに設計や家具はわかった。2階に行っても…別にいいか。
「はい、お願いします。」
「おっけー！じゃあこっちね〜。」
そう言って、ましろさんは壁に寄り、ハシゴをかけた。そして、するすると慣れた様子でハシゴをのぼり、顔だけを覗かせ手招きしてきた。
「こっちこっち！ハシゴ苦手？苦手だったら頑張って！」
苦手だったら、の使い方絶対違う。
そんなことを気にしてる暇は無いので、ハシゴに手をかけて、ゆっくりと、足を踏み外さぬよう上っていく。
キシ、と僅かに軋むような音がするとおどろくが、手を離さず…よし、少し時間はかかったが上り切った。
「はーい！いらっしゃいませ、ここが2階でーす！」
ぱんぱかぱーん、とでも効果音がつきそうな勢いでましろさんは言った。
…いや、もはや家じゃん。いやましろさんの仮住居だけど。
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優夜@skpr/Bsc(プロフ) - 零麗さん» 名前は大丈夫ですよ！書いてくださり有難うございます！ (2021年10月9日 1時) (
レス) @page21 id: 78f7faa116 (このIDを非表示/違反報告)
零麗(プロフ) - 優夜@skpr/Bscさん» わわ、素敵なシュチュエーションありがとうございます…！書かせていただきます！また、大好きとお言葉を頂けて嬉しい限りです！これからも頑張っていくので、よろしくお願いします…！！ (2021年10月8日 7時) (レス) id: 85454a74f4 (このIDを非表示/違反報告)
優夜@skpr/Bsc(プロフ) - 配信者ちゃんが風邪引くシチュとか、親友と配信者ちゃんがばったり会うシチュはどうですか…？楓が「あれ、配信者ちゃん来てない。珍し」って心配するとか…。あ、すみません、この作品大好きです、頑張ってください！ (2021年10月7日 22時) (レス) @page19 id: 78f7faa116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零麗 | 作成日時：2021年9月18日 17時
