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青 side
「「「「「「「お疲れ様でしたー」」」」」」」
行きつけのお店で、何だかよく判らない乾杯をしているおれたち。
おれは、スポンサーだからか一応上座扱いで、部屋の奥のテーブルの壁際に座る。
同じテーブルには、マル、しぶやん、信ちゃん。
向かいのテーブルには、横ちょ、りょう、おーくら。
りょうと引き摺られるようにやって来たおーくらは、部屋の入り口側に座っている。
個室は、そんなに広くも無いから、テーブルが別でもおーくらの表情はよく見えた。
…嫌なんやったら、来んでも良かったんやで。
不貞腐れたおーくらの顔を盗み見ながら、おれはジョッキを空にした。
おれがこんな調子だから、食べるばかりで、あまり会話の無いこちらのテーブルとは違って、向かいのテーブルは、りょうちゃんの新しいドラマの共演者の彼女のことで盛り上がってた。
彼女のルックス、が横ちょのどストライクゾーンらしく、横ちょがりょうに根掘り葉掘り聞いていた。
人見知りのりょうにしたら珍しく、既に色んなことを知ってた。
「コレ、オフレコばっかりなんやけど」
りょうが言うには。
非公表だけど、おれたちよりは少し歳が上なこと。
バツイチで、小学一年生の子供もあること。
「ぁあ、そいでか。なんか、お母さんみたいな子やな思たん」
おーくらがそう言うと
「ちょ、お前いつの間に…」
横ちょが少し羨ましそうに言うと、
「来る前な、なんか話ししてたで」
とりょうが答えた。
いつの間に、と思った時、胸がちくん、と痛んだ。
「なんか、人生の一仕事終えたはるな」
知らぬ間に、話に聞き入ってたのはおれだけでは無かったようで。
信ちゃんが、呟いた。
「まぁ、女優さんやしな」
りょうが答える。
「ホンマやな…」
あんなに盛り上がってた横ちょまで、しんみりとしてる。
その後、あまり盛り上がる事も無く、おれののじぎく賞の飲み会はお開きになった。
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蒼乃碧(プロフ) - mimiajioveさん» コメントありがとうございました！ようやく移行完了でございます！良かったらまた読んでやってくださいませm(__)m (2018年7月19日 15時) (
レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
mimiajiove(プロフ) - シヨウヨ2楽しみです！頑張ってください！ (2018年7月11日 2時) (レス) id: 15ac791737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃碧 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月3日 8時
