忘れたくない気持ち ページ4
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久しぶりに訪れたイズミの部屋は北人くんとのお揃いのモノで溢れていた。
「急に泊まるって言われても困るんだけど。ったく、壱馬と喧嘩でもした？明日イヴだよ？」
「デートしよう、って言われたんだ。明日のクリスマス・イヴに」
初めてだった。出掛けようではなくデートという単語を出されたのは。折角だから待ち合わせにしよう。そう言った壱馬くんがなんだか子どもみたいにワクワクしていて胸がぎゅっと苦しくなった。
「…まだ、進めそうにない？」
諭すような声で私の手を優しく包むイズミ。
「どこかでまだ待ってるの…。ケンちゃんが記憶を取り戻してくれるんじゃないか、って。その時に私が壱馬くんと付き合ってたら、きっとケンちゃんは悲しむから。それに、ケンちゃんを好きって気持ちを忘れたくない。怖いよ、」
「………そういう気持ちを丸ごと包んでくれるよ、壱馬は」
だからこそ、苦しくなるんだ。壱馬くんの愛情の深さに決心が揺らぎそうになる。
「今から北ちゃんのクリスマスプレゼント買いに行こうと思ってて。Aも一緒に行かない？」
楽しそうにプレゼントを選ぶイズミを見て自然と頬が緩む。やっぱり壱馬くんにプレゼント買った方がいいよね。
「壱馬くんといえば…やっぱり革ジャン？って、高っ！」
とてもじゃないけど手を出せない値段に肩を落とす。
「あ、これがいいかも」
真っ黒な革の手袋は壱馬くんにぴったり。バイク乗るし、ちょうどいいや。ラッピングされた紙袋を抱えてイズミと別れると、道路の反対側に見知った後ろ姿を見かけた。
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
