神谷健太との恋 ページ20
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しんと静まり返った夜の公園。
神谷 健太は私に向き合うと鼻ピアスを触ったり、首の後ろを掻いたり。なんだか落ち着きがない。
「俺さ、バイクが好き」
「うん」
「仲間が好き」
「うん」
「Amberが好き」
「うん」
「……でも、」
神谷 健太の右手が優しく私の前髪を梳くように撫でる。見上げると真っ直ぐに私を見つめている瞳。
「…………Aが一番好き」
優しい声色で告げられた"好き"という言葉。
初めて呼んでくれた名前。
ぽんぽんと私の頭を撫でると恥ずかしそうに笑った。
「だから、……神谷 健太との恋を始めませんか？」
これは、夢…？
「…これから飽きるぐらい名前呼んでやるから、もう拗ねんな」
「ほんとに？ねぇほんとに私のこと―――」
「だから好きだって言ったし。Aは？神谷 健太のことどう思ってんの？」
「好き、大好き。神谷 健太との恋なんて、もうとっくに始まってるもん。出会った時からずっと、止まることなく走り続けてる」
「ふふ、そっか」
ぎゅっと抱きついて背中に腕を回すと耳元で囁かれる私の名前。
「A」
「好き、神谷 健太のこと大好き」
「いひひ、だからフルネームで呼ぶなし」
額をくっつけて微笑み合うと温かい手が私の頬を包む。啄むキスを何度も繰り返すと名残惜しそうに音を立てて離れた唇。
「…ふふ、しあわせ」
「俺も。今が一番しあわせ」
嬉しくて幸せだと自然と笑顔になるんだね、知らなかった。
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
