＊９＊ ページ10
「疲れた....」
５１「お疲れ様です。」
０「Aさん、汗だく笑」
「俊太ー！尚輝！」
選手と一緒に走り回って泥だらけで宿舎に向かうバスに乗ったら可愛い後輩がお出迎えしてくれた
俊太は大学の時の直の後輩だし、尚輝は去年一軍でだいぶ仲良くなった
「尚輝、調子はどう？」
０「だいぶ良いです。明日から全体練習合流できそうです。」
「そっか、良かった。うかうかしてると俊太にポジション取られるよー。」
０「渡さないですよ。」
５１「俺の目の前で笑」
良いねー、仲間でライバルって。
０「俊太さんから聞いたんですけどAさん、若手と一緒に走塁トレーニングしてるんですよね？どんな感じなんですか？」
「そうなんだよ、尚広さんに頼まれて。体幹鍛えてるんだけど。一緒にやってたら楽しくなっちゃってさっきまで走り回ってた笑」
５１「だから、そんな泥だらけなんすか笑」
なんて喋ってたら続々と練習を終えた選手がバスに乗ってきました。
６「おい、A！俺の隣来いや！」
「私酔うので一番前でーす！」
２「勇人、振られたね笑」
「だいさん、お疲れ様です！」
８「お疲れ様です。」
「丸さん、お疲れ様でした！」
１０「よっ、お疲れ。」
「阿部さんお疲れ様でしたー！」
「あれ、これで全員？」
席で空いてるのはあと一つ。一番前の私の隣。
２２「すみません！お待たせしました！」
６「誠司ー、さすがの人気やな笑」
たくさんのファンにサインしてた誠司さんが最後でした。
２２「あっ、A隣良い？」
「あっ、はいもちろん。」
「「.....」」
動き出すバス。
変わる景色
流れる沈黙
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作者名：ジャス | 作成日時：2019年2月7日 8時
