君の盾に - Hokuto ページ48
Hokuto side
Aの様子が少しおかしい。
少クラの収録が始まる前から少し違和感があった。慎太郎とジェシーとふざけ合って笑い転げているのは普段同様だけど何かが引っかかって。だけど何なのかは分からなくて、樹も特に気にした様子はなかったから気にも溜めずにいた。
だけど、俺らのパフォーマンスが始まってすぐのこと、斜め前にいるAが突然崩れ落ちた。それは一瞬のことで、客席から見たらきっとしゃがんでパフォーマンスしてるようにしか見えなかったかもしれない。その後すぐに立ち上がって踊り続けたけど、明らかに歌声も力が抜けていた。
暗転した瞬間、Aの身体がぐらりと揺れたのが見えて咄嗟に俺はAを抱きかかえて袖に走り込んでいた。顔を覗き込めば意識はなくて。
北「Aっ、A！」
樹「おい、どうした！？」
京「A！？」
ジェ「呼吸は？呼吸してる？」
北「大丈夫、たぶん気失ってるだけ」
高「俺、マネージャー呼んでくるから、おまえら医務室に運んで」
慎「すみません！スタッフさん！」
突然気を失ったAに周りは騒然とした。
「Aちゃんどうしたの！？何があった！？」
「突然倒れて意識ないって！」
心配した皆も俺らを囲んで不安げにAの顔を覗こうとしている。
樹「おまえら大丈夫だから騒ぐな！道開けろ！」
樹が後輩達を散らして、どうにか医務室のベッドにAを横にならせた。気を失ってるAは苦しそうでも辛そうでもなく、ただ眠ってるような綺麗な顔をしていた。医務の方曰く、過労と睡眠不足が原因なんじゃないかって。たしかに、Aはここ最近個人の仕事も詰まっていて、楽屋でも確認作業をして仮眠も取ってなかった。元々細かった身体がさらに軽くなっていて、今抱えた時には少しびっくりした。
慎「大丈夫かな…」
ジェ「きっと大丈夫だって」
樹「…ていうか、俺らステージ行かなきゃな、」
京「…うん、A、すぐ戻ってくるからね」
俺らは医務室を後にした。
樹「北斗、すぐ反応してくれてありがとな。危うく倒れるところだった」
北「始まってすぐ急に崩れるみたいにしゃがみ込んでたから、気になってさ」
慎「俺も後ろから見ててびっくりした」
京「声もいつもみたいに出てなかったしね、もう明らかにおかしかったのに、よく最後まで踊りきったよな…」
ジェ「ほんとすげぇよ、暗転するまで耐えて」
樹「…とりあえず俺らはちゃんとステージに立とう」
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andy(プロフ) - いつも楽しみにしています。完全なる樹くん推しです。結ばれたら幸せです！！ (2019年8月28日 0時) (
レス) id: 91e59cd3ba (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - 紫耀くんうれしいです！続き気になります！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7346e0709a (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 紫耀くん！続きが楽しみです(〃ω〃) (2019年8月14日 1時) (レス) id: c8de50d240 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ここで平野紫耀がくるのか！！とニヤニヤしてしまいました！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月14日 0時) (レス) id: 5b1e780a68 (このIDを非表示/違反報告)
mlmi - すのすとデビューほんとうにおめでたいです（ ; ; ）そして深澤くんに美味しい展開、、嬉しすぎてびっくりしてしまいました。最高じゃ言葉が足りないくらいです〜（ ; ; ）紅一点の作品の中で彼女は愛され体質が1番好きな作品です！これからも楽しみにしています。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 6f29b5da89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2019年7月13日 14時
