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ーー ピンチの時は俺に連絡しろよ？
俺が飛んで行けるようにちゃんとどこにいるか伝えること！Aは俺が守るから ーー
そう、Aに言ったのはまだ中学生の頃。それから幾度とAからのSOSに駆けつけた。
Aから呼ばれれば身体が勝手に動き出して、飛んで行ってしまうのは俺の全てがAを求めてるから。頼ってくれると嬉しくて、必要としてくれると泣きそうになる程、好きなんだよ。
結局、俺もあの女と同類か…
Aのそばにいたくて必死になって、クソだせぇ。だけど…
「A！」
「じゅり、ごめ、」
Aのいる店に行けば、隅のソファーでぐったりしたAが。見るからに酔ってる彼女に駆け寄った。
会員制で芸能人や業界人が集まるこの店は何度かメンバーと来ていた店。Aのそばでよく見知った顔がダーツで盛り上がっていた。
「大丈夫か？立てる？」
「ん、立てるけど、ふらふらして… ほんとごめん」
「いいから、水飲んで」
顔を赤らめて潤んだ瞳で辛そうにしているA。相当強いやつ飲んだな。
「…おい、美勇人！」
「あ、樹じゃん！久々だな〜」
「なに、A潰してんだよ！」
「そんな怒んなって」
ダーツをしていた美勇人はケラケラ笑いながらこっちに来た。
「何杯か飲んだけど、俺が見つけた時にはわりと飲んでたっぽいし」
「は？一緒だったんじゃないのかよ」
「偶々会ったんだよ！Aひとりだったから心配だし一緒にいたんだよ。でも、おまえ来たってことは後は任せていい？」
「あぁ、いーよ、悪かったな」
「A〜？樹と帰れよ？また飯でも行こうぜ」
「みゅーとごめんね、またね」
美勇人はくしゃくしゃとAの頭を撫でて、またダーツで盛り上がる輪に入っていった。
「…A、帰ろう？」
「…髪濡れてる」
「あー シャワー浴びたから」
「ちゃんと乾かさないとだめだよ？」
しゃがんで顔を覗き込めば、俺の頭を撫でるA。誰のせいだよ、この酔っぱらいが。
「んー、頭ぜんっぜん動いてない。反省は明日するから、怒んないで」
「ふはっ、怒ってないよ？ちゃんと俺に連絡くれて安心した。よくできました」
「だって、ピンチの時は樹だから」
「っ、」
本気でヤバイと思った。
俺、もうこいつしか愛せないかも。
ふらふらなAを自宅まで送り、ベッドに寝かせて、俺は愛しい寝顔を朝まで見つめていた。
A、
君のために生きてもいいかな…
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andy(プロフ) - いつも楽しみにしています。完全なる樹くん推しです。結ばれたら幸せです！！ (2019年8月28日 0時) (
レス) id: 91e59cd3ba (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - 紫耀くんうれしいです！続き気になります！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7346e0709a (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 紫耀くん！続きが楽しみです(〃ω〃) (2019年8月14日 1時) (レス) id: c8de50d240 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ここで平野紫耀がくるのか！！とニヤニヤしてしまいました！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月14日 0時) (レス) id: 5b1e780a68 (このIDを非表示/違反報告)
mlmi - すのすとデビューほんとうにおめでたいです（ ; ; ）そして深澤くんに美味しい展開、、嬉しすぎてびっくりしてしまいました。最高じゃ言葉が足りないくらいです〜（ ; ; ）紅一点の作品の中で彼女は愛され体質が1番好きな作品です！これからも楽しみにしています。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 6f29b5da89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2019年7月13日 14時
