音柱の継子、雄英高校に入学する。 (ページ31)

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30話ページ31

訓練開始の合図が鳴った

気配を消してオールマイトの所へ急ぐ

ﾀﾀﾀｯ

｢(核を奪えば勝利だが、それでは勿体ないな)｣

久々の戦闘ということで嬉しさが込み上げてきた

独特の緊張感、心臓の音、武器の感触

どれも新鮮で、自ずと口角が上がるのが分かった

ｶﾞﾁｬ

｢！｣

ドォォォォンッ

｢っははっ！初っ端から本気じゃないか。敵さんよぉ｣

オ｢あぁ、核を取られる訳にはいかないからね！｣

｢おもしれぇ！｣

敵の間合いに入り、蹴りを入れる。

が

敵は瞬時に腕でガードし、殴り返してきた

ｶﾞﾝｯ

｢！へぇ、(間合いに入らせないように瞬時に警戒、しかも一発食らわせやがった！本気で来てる！)｣

”音の呼吸壱の型轟”

オ｢！？！？！？(何だ！？斬撃が広範囲に！避けきれない！！)ｸｯ!!｣

｢おっと、背中がガラ空きだぜ？｣((ﾆﾔﾘ

オ｢！わざわざ忠告とは、随分と舐められたものだね！｣

ｶﾞｷﾝｯ

ドォォォォンッ

ここから数分間、天山とオールマイトは切っては避け
られ、殴っては殴り返されと素人では何が起きてるの
か分からない程の速さで攻撃し合っていた

だが、刻刻と時間が迫り、両方の顔に少し焦りが出てきた

オ｢さぁ！もう残り時間が少ないぞ！どうする！？(攻撃に隙が一切ない、、、だが、、何だ、？この違和感は、、、宇髄少年は何を企んでいるんだ！？)｣

この時天山は攻撃を避けながらオールマイトの周りに細工を仕掛けていた、、、

｢！(流石平和の象徴なだけあってしぶといな)｣

、、そろそろかな

｢、、、夢幻｣((ﾎﾞｿ

ｷﾝｯ(煙玉を斬る音)

ｼｭｩｩｩｩ

オ｢え！？何だこの煙！？ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ(いやっ気配をさがし、、、あれ！？、ない！)｣

オ｢ｸｯ(姿が見えない、、、、煙、、、)まさかッ｣

咄嗟に核を守ろうとしたオールマイトだが、宇髄家に伝わる幻薬”夢幻”により、数分間全ての感覚が麻痺してしまう

オ｢(一体宇髄少年は何を使ったんだ！？五感全てが機能を失っている、、、！？)｣

｢いい事教えてやるよ、敵。その煙は、吸うと数分間全ての感覚が麻痺してしまう幻薬が入ってる。、、、、

と言っても聴こえてないか！｣

｢オールマイト先生、とても楽しい時間をありがとうございました！｣

ﾋﾟｰｯ

八｢ヒーロー！！勝利ですわ！！！｣(スピーカー)