＊第24話 ページ28
外から鳥のさえずりが聞こえる
「んー…」
むくりと起き上がり、ぼーっとなる頭と重たい体に鞭を打ち、寝台からおりる
あれから、随分泣いた後すっかり寝てしまったようで
割れながら幼い子供みたいだな、と呆れてしまう
部屋にある鏡で顔を確認すると、目は腫れていないようだった
「結構泣いたから腫れるかと思ったけど…」
まぁ腫れたとしても、今日は休日だし問題もなかったのだが
あんなに彼のことで泣いたのは久しぶりだったし…
また思い出しそうになるのを振り切り、俺はタンスから服を取り出す
ふと窓の方を見ると、陽の光の差し込む角度がいつもと違うのに気がつく
「…まさか」
時計に目を向けると、時刻は10時を指していた
休みだからといって流石に寝すぎたな、と頭を掻く
とりあえず食事をしようと、俺は支度を済ませて部屋をあとにした
歯磨きや洗顔を済ませて、リビングへと向かう
するとそこに快斗くんの姿はなく、変わりに一枚の紙が置いてあった
「またメモ…」
そっと手に取り、書かれている内容を確認する
まぁ、開く前に何となく分かってはいるけど…
[今日は用事あるから夜遅くになる！]
「ほら、やっぱりな…」
どうせまた怪盗キッドとして、現場の下見か何かをしに行っているのだろう
本当は危険なことに首を突っ込んで欲しくはないが、こればかりは仕方が無いと肩を落とす
メモを2つ折りからさらに折り、元の場所に置く
それが、俺が読んだことを知らせる合図のようなものになっていた
「さて、何作ろ」
冷蔵庫を開き、中を確認する
すると、そこには調味料や少しの飲み物等しかなく、スカスカの状態だった
「しまった…買い出し…」
昨日ケーキを入れた時に確認して買い出しに行くべきだったと反省する
…ケーキ…
ふっとケーキボックスに目が行く
そこには、喫茶ポアロの文字
「これから買い出し行って作るのも、な…」
それに、安室さんが『また来てください』って言ってくれてたし
…誘われて次の日に行くのもなんか変な気がするけど
「うーん、行くか」
散々悩んだ結果、俺はポアロへ向かうという選択肢に至った
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AMATA(プロフ) - 杏子さん» 伸びたw良かったです！！(？？)楽しみながら読んで下さりありがとうございます！！ (2018年7月16日 15時) (
レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - まって、なってちょっと待って。心臓持たない。待って寿命3年、、、、、、伸びた (2018年7月16日 7時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
AMATA(プロフ) - タナトフィリアさん» わぁぁコメありがとうございます！(´；；｀)そう言って頂けて大変恐縮です…！二人の関係を進展していけるよう更新頑張ります！ (2018年7月10日 0時) (レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - ヤバいです！めっちゃキュンキュンしました！続きが楽しみです！更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^艸^*) (2018年7月9日 12時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AMATA | 作成日時：2018年6月25日 23時
