検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:16,276 hit

ページ4

「 ねェ 、Aチャン .. ? 」



「 ん .. ? どうしたの .. ? 。」

放課後彼から声を掛けられた 。

「 センパイにクッキー渡しといてボクの分は無いノ ? 」

少し苛立ちを含んでそう言われる 。
うぅん .. 渡したかったんだけど 遅れちゃったの 、
今更遅いのも知ってるしあんずちゃんにもらって嬉しがってたのも知ってる 。

だから 、いいの 。

「 うん .. ごめんね .. 、」

「 なんデ .. ? 。」

え .. ? 。

「 あんずちゃんに貰えたしよかったじゃん .. ! ね ? 。」

だって夏目君はあんずちゃんのこと好きなんでしょ ? 。

「 ほんト 、Aチャンのそういうとこ嫌イ . 」


「 今日の夏目君 、なんか変だよ . .. ?
 ごめん . .. もう帰る ! 」

乱雑に教室のドアを開けて 、
ぐっと込み上げる物を堪えて家まで走った 。

家の扉を乱暴に開けて 、

玄関に靴を脱ぎ散らかした 。

急いで階段を上がれば 、部屋の扉をばたんと閉める 。

どくどくと早くなる心臓 。

夏目君 , わかんないよ 、

もっと言ってくれなきゃわかんないよ 、

記→←あ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 逆先夏目
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瀬俐 . | 作成日時:2020年1月27日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。