朝の来客 ページ34
(登坂目線)
ピンポーーーン、
ピンポーーーン、
ピンポーーーン、
うっせ！インターホンうっせ！！
まだ起きたくねぇ俺は
自分のベッドの中
バ、と布団を頭まで被った
それでも外にいるやつが
俺の状況など知るよしもなく
ピンポーーーン、
ピンポーーーン、
ピンポーーーン、
HO「っせぇ、、」
俺はこのうるさい奴の正体を知ってる
時刻はAM6時半
こんな朝っぱらだってのに
今さっきLINEで
”今から行く”
なんてLINEを送ってきた奴がいるからだ
ピンポーーーン
ピンポーーーン
ピンポーーーン
HO「あーはいはいはいはいはい、」
まだ眠りから覚めて間もない俺の体は動くことを拒んでる
それでもこの近所迷惑極まりないやつを止めるため俺は玄関へと足を進めた
ガチャ
『オラッ！(笑)』
扉を開けるとやっぱり目の前にはAの姿
てか、何でスペイン語だよ
HO「っるせぇ・・！」
『まだ寝てた？(笑)』
そう言うと相変わらずズカズカと俺の部屋に上がり込んでくる
HO「当たり前だろ、今何時だと思ってんだよ！今日14時入りだぞ」
『あ、そだっけ、？』
本当こいつ、こういうとこ隆二に似てきたよな・・
なんて呆れた目でAを見るとでかい紙袋を持ってることに気づく
HO「ん？お前それ何？」
『んぇ！？あぁ、これ持ってきたの！』
俺が聞くと、なんやらAは嬉しそうに紙袋の中身を出していく
セーターに、
ニットのアウター、
ニット帽に、マフラー、、、
HO「・・は！？」
え、・・家出！？
隆二と喧嘩した、とか？
いや、でもこいつ隆二と住んでねぇし
家出しても意味ねぇか！
え！？
『んー、と計16点だな！ん、』
数を数えるとAはまたそれらを
袋へ戻し、ん、と袋を俺に渡してくる
HO「ん、？」
『臣さん、毛玉取りよろしくお願いします(笑)』
HO「・・・、」
は、、、？
『いやぁー、臣の部屋とか臣の服もう何も毛玉無いっしょ？(笑)今日模様替えで冬服出したら、何個か毛玉あるやつあったから持ってきた！(笑)』
ふふふ、なんて悪びれもなくニコニコと俺に渡してくるA
HO「え、、お前、もしかしてこれ渡すために今日来たの？」
『うん！』
HO「こんな時間に？」
『だって、夜中の2時に模様替え始めたらこんな時間になってたんだもん(笑)』
まだ一睡もしてないんだよー、なんてヘラヘラと笑ってるA
まじか、、、
.
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とも(プロフ) - 隆君…カッコ良すぎます！もぉーキュンキュンしまくりました(>_<)後ろからギュッとされてあんな台詞言われたら息とまります(*_*)ずーっとラブラブな２人でいてほしいです！いつも素敵な作品ありがとうございます！ (2015年7月21日 20時) (
レス) id: 14f32061b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SUZAKU | 作成日時：2015年6月14日 16時
