ep.99 ページ50
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suga side
Rouがうちを辞める、とか。本気で考えたこともなかったし、そんで、いざそんな状況になって初めて思う
____俺にとっても、なくてはならない存在になってるってことか…
隣に座るホソクが、Rouを初めて見たときのこと、Rouのダンスの下手さ、ステージ上の強烈な存在感と、演出力について語って、
半分悪口のようで、そのどれもがRouに対する愛情ってこと、お母さんにも伝わってるだろうか。
お母さんは真摯に耳を傾けて、相槌を打っていた
「Rouは、僕の愛すべき弟なんです」
ホソクが丁寧に話す
「僕も、その…大事な仲間たちがこうして僕をまた連れ戻してくれたこともあって…(笑)」
あー、いやー、
「だから。今度は僕の番だって思うんだ。Rou。」
ふっと優しく笑って「おいで」って
グズグズ泣きながらRouは俺とホソクの間に座って
「わあー、泣かないで。僕の大事な大事な弟___」
「ホソク、さん…っ」
まあ、厳密には弟ではないんだけど
「あは、Rouが泣いてると僕も泣けてきちゃう(笑)」
そう言ってホソクが自分の目尻を拭って、それを見て今度は俺が話す
「Rouの一番の魅力は、“愛される”才能を持ってることです
こうして、俺も、ホソクも、そして事務所スタッフも。Rouを一番近くで見ているマネヒョンも。
…マネヒョンなんてさっきから嗚咽が止まってませんよ、見てください、(笑)」
部屋の隅でオエオエ言ってる。俺らに必死に助けを請うたのも、そんだけ愛されてるってことだろ?
「…それは、Rou自身が愛することを知ってるからです」
そっとRouの手をさする。彼女の手は緊張で冷たくなっていた
守りたい、笑ってて欲しい、
___そうか、頼って欲しいんじゃない。俺がこの手でRouを守りたいのか…
それなら、それを伝えるしかない
「俺たちが守ります。信じて預けていただけませんか」
こいつのこと。俺は最後の一人になっても、Rouを守れると言い切れる
グッとお母様を見つめると、ふっと表情を緩めて、
「妬けちゃうわね、こんなに素敵な方に囲まれて…大勢の方に愛されてるのね、」
「オンマ…」
「忘れないで、貴女の気持ちはいつも私に届いているわ。どこにいても」
_____サランへ
そうRouの頬に口づけをして
「…あなた方の気持ちも、受け止めました」と柔らかに微笑んで、ホッと空気が和んだその時、
バンッと割れんばかりに扉が開いて、血相を変えたジョングガが入ってきた
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時