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ソクジンside
今日も一人でやってきては必死に階段を見てるテヒョンの後ろ姿を、ジミンが辛そうに眺めていた
「っ僕もう見てられません、ヒョン…どうして僕たちの姿が見えないんです、」
「ホソクが言ってたでしょ？僕たちはこの世界に干渉しすぎた、」
悪魔と唯一会話ができるホソクが、僕たちの姿が見えなくなってるのは、僕たちがこの世界に踏み込みすぎたからだと言った。
「…それに、“その日” も近い」
12月31日は、迫ってきている
「僕、ずるいんです。」
「ん？」
「テヒョンやジョングクには、もちろんあっちの世界で生きててほしい。でも僕は早くこっちに来て、って思っちゃうんです」
「…ジミナ、」
「帰らないで、って。何度も言いかけた…ｯ
なあ、テヒョン、早くたどり着いてよ！！ねえ！どうして僕の声聞こえないの！！お前なら聞こえるでしょ！！？」
僕たち、親友でしょう？
うう、と泣く弟。ああ、僕はなんて無力なんだ。何もしてやれない。
帰って行ったテヒョンを見送って、
階段の先。
小さな空洞に行くと、目を開けているホソクがいた。隣にはナムジュンとユンギが座っている
「…ホソガ、お前は悪魔と一体どんな取引をしたんだ？」
その言葉にホソクは体を震わせた
「言えません、言いたくないんです」
「…悪魔にでも脅されてるの？」
「…いや、そういうんでもないですよ…」
力なく笑う
ああ、こんな顔がさせたいわけじゃない。よしっ
僕たちが子供の頃はやった歌に乗せて変なダンスを踊った。笑ってくれればいい。道化を演じることで弟たちが笑顔になるなら、それでいい。
「あはは、ヤー、本当、変なお兄さんだ(笑)」
「突然踊り出すのはさすがに狂人ですよ、ヒョン」
ナムジュンも笑ってた。
「なあ、言いたくないのは俺らに関係があるからなのか？」
笑っていた僕らに鋭くユンギの声が突き刺さる
「そうなんだろ」
「……ヤー、ヒョン「答えろ、Yes か Noだ」…Yes、です、」
「6人全員か？それとも1人か？」
「言わなきゃだめですか…(笑)」
「もしかしたらそれが手掛かりになるってことだってあるだろ」
そういうユンギに、ホソクの冷たい声が響き渡った
「それに関してはNoですよ。僕がこの世界から出られる可能性に、僕の取引内容は一切関係がない。」
そう言い切る勢いに思わず驚く。
でも同時に確信した
ホソクは
僕たちの “誰か” を人質に取られてるんだ、と＿＿＿＿＿＿
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mila.(プロフ) - カホシさん» カホシさんコメントありがとうございます！ちょっと変わった世界観でしたけど楽しんでもらえたなら嬉しいです！ (2021年3月28日 20時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
カホシ - こんなにお話にハマったのは初めてです！これに出会えて良かったです!! (2021年3月27日 18時) (レス) id: f18e6e17b1 (このIDを非表示/違反報告)
_tunputo_(プロフ) - 処女作でこんなに複雑で作り込まれたお話が書けるなんてすごすぎます……一気に読んでしまいました……。世界観に引き込まれて没頭してしまいました。（笑）これ、ドラマになったらいいのに。なんて思ったり。他の作品も全て好きです。これからも更新楽しみにしてます。 (2020年11月27日 0時) (レス) id: 993cb3d94d (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - カナタさん» わあ、嬉しいです！もう一つの方も、ちょっとずつですが更新頑張りますので、楽しみにしていただけると嬉しいです(^^)最後までご愛読ありがとうございました！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - きょうさん» ありがとうございます！感想嬉しいです！これからも頑張りますね！！ご愛読ありがとうございました！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月28日 9時
