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「ヤァーー、遅くなってごめん！」
遠くから駆け寄ってきたソクジンさんは、病室で見た時よりもずっとハンサムな人だった
思わずポーッと見つめていると、私の視線に気がついたのか
「あれ、女の子、？」
「ナムジュニヒョンが言ってた女の子が見つかったんです」
とジミンさんが答える
「君が……」
ソクジンさんはニコッと笑って
「僕はワールド・ワイド・ハンサム、キム・ソクジンだよっ」
ちゅ、と投げキスをして自己紹介をするもんだから、呆気に取られて。これは世に言う残念イケメンというやつではないだろうか
「…あ、ソクジンさんですね、わ、私は＿＿＿＿」
「Aちゃんでしょ？ナムジュニから話は聞いてたから」
「……あの、一体先輩は私のことをなんて話してたんですか、」
知らないところで、こんなにもいろんな人が私のことを知っている
「心配しなくて大丈夫だよ。とってもいい子だ、って言ってたから」
「……いい子、」
実のところ、ナムジュンさんとは時折授業が一緒だったり、学会発表でお会いするくらいで実際そこまでちゃんとした話をしたことがない
「さっ、僕が美味しいご飯作ってあげるからおいで！」
「えっ、…ご飯？」
夢の中でもご飯を食べられるの？
「それがさ〜、空いちゃうんだよね、困っちゃうよ、夢の中だっていうのに、人間って本当不思議な生き物だよね(笑)」
目を細めてアヒャヒャと笑う彼に若干引きつつ、ルンルン歩き出す彼の広い背中を見つめた
「ヒョン、今日はごま油少なめにしてください」
「ヤーー、ジョングガ、いつもそればっかり言うじゃないか！」
「ヒョンっ、ヒョン！俺はジニヒョンの料理好き！」
「テヒョナ〜〜」
「ごめんね、煩くて」
眉を下げるジミンさんに、私は首を横に振った
「…凄く、仲がいいんですね」
「うん。まあ、ずっと一緒に育ってきたしね」
少し歩いて連れてこられたのは小さな一軒家だった。ソクジンさんは早速キッチンに立って料理を始めた
「Aさん、気になることがあればヒョンたちに質問してくれて大丈夫ですよ」
「ジョングクさん、」
「ねえ、Aちゃんとジョングガは同い年なんでしょ？なんで敬語なの？もっとフランクに行こうよ」
テヒョンさんがパッと私たちの間に入ってにひひと笑う
「今からジョングガはAちゃん、って呼ぶこと。Aちゃんは＿＿＿＿」
「グクでいいんじゃない？」
ジミンさんがニヤニヤと笑っていた
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mila.(プロフ) - BeBeさん» BeBeさん、コメントありがとうございます。とっても嬉しいです！楽しんでいただけて書いて良かったなあと思います(笑) 本当にありがとうございます！ (2019年12月19日 22時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - ファンタジーものは好みではないのに、この作品はすごく面白くて、お話の中に入り込んでしまいます！！楽しく読ませて頂いてます！ (2019年12月17日 14時) (レス) id: e6e2536d94 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - キムさん» わあ、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！2編も楽しみにしていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
キム(プロフ) - mila.さんのもう一つの作品を読んでこれを読み始めました。世界観がとても好きでわかりそうでわからないこの物語の内容がとても好きです。読んでたらなぜか自然と涙が出て来ました。作者さんが書く文章や言葉の選びはとても心に響きます。これから2編読んで来ます。 (2019年10月28日 18時) (レス) id: dd11077a9f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - さなさん» ご感想、とても嬉しいです！引き続きハラハラドキドキするようなお話が書けるように頑張ります！ご愛読ありがとうございます！ (2019年10月24日 12時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月11日 23時
