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ふっと意識が沈んでいって、なんだか心地よくなる
＿＿＿＿「Aさん、」
遠くで私の名前を呼ぶ声が聞こえる
「Aさん、起きて。」
その声にゆっくり目を開けると、ジョングクさんが私の顔を覗き込んでいた。
「…ジョングク、さん、」
「…起きた？…っていうのも変な言い方だけど…」
"ここは現実のような夢の世界だよ"
そう言った。
確かに見渡すと見たことのない光景が広がっている。街の風景のようでもあるし、でも朝なのか、昼なのか、或いは夜なのか。わからない。空はぐにゃぐにゃと歪んでいた。
どうやら私は地面に横たわっていたようで、ゆっくり体を起こすと
「変な感覚でしょ？(笑)ここは夢の中なのに、地面に立ってる感覚も、物に触れている感覚も、熱い、冷たい、痛い、柔らかい…全部の感覚が感じられるんだ」
テヒョンさんが寂しげに笑った
「会いに行くぞ。まずはジミナだ」
ユンギさんという人が歩き出す
「ごめんね、ヒョンはちょっと無愛想かもしれないけど、悪い人じゃないから」
「…はい、なんとなく、そんな気がします」
「え、」
面食らったようにぽかんと口を半開きにしたテヒョンさんは、それでも美しかった
「あ、ジミニヒョン！！！」
私と会ってからずっと無表情だったジョングクさんがぱあっと笑顔になって駆け出して
「あ、ジョングギだ〜！んふふっ」
その先に、ほわんと花が咲いたように笑顔を作る男性がそこにいて、彼が "ジミンさん" だということを認識する
「ジミナ〜！」
「わ、テヒョナ、重い」
グリグリと首元に顔を押し付けるテヒョンさん
「ヒョン、今日は早かったですね」
「…見つかったんだよ、ナムジュニが言ってた子が」
「…もしかして、その子？」
ゆっくりジミンさんの瞳が私を捉える。それからふんわり笑って「初めまして」と首を傾げた。…可愛い。
「グガが見つけたんだっ！」
「ジョングギが？本当？」
「……」
気まずそうに押し黙ったジョングクさんにジミンさんが「え〜ついにウリマンネが女の子を連れてきたのか〜」って
「？？」
「Aちゃん、だよね？ジョングギは女の子苦手なんだ。素っ気なくなかった？大丈夫？」
「…べ、つに普通に話すくらいはできますよっ」
「え〜嘘ウソ。僕たちといると絶対女の子と話さないじゃん」
Aちゃん、コッチ。
テヒョンさんが私の腕を引いて隣に座らせた
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mila.(プロフ) - BeBeさん» BeBeさん、コメントありがとうございます。とっても嬉しいです！楽しんでいただけて書いて良かったなあと思います(笑) 本当にありがとうございます！ (2019年12月19日 22時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - ファンタジーものは好みではないのに、この作品はすごく面白くて、お話の中に入り込んでしまいます！！楽しく読ませて頂いてます！ (2019年12月17日 14時) (レス) id: e6e2536d94 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - キムさん» わあ、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！2編も楽しみにしていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
キム(プロフ) - mila.さんのもう一つの作品を読んでこれを読み始めました。世界観がとても好きでわかりそうでわからないこの物語の内容がとても好きです。読んでたらなぜか自然と涙が出て来ました。作者さんが書く文章や言葉の選びはとても心に響きます。これから2編読んで来ます。 (2019年10月28日 18時) (レス) id: dd11077a9f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - さなさん» ご感想、とても嬉しいです！引き続きハラハラドキドキするようなお話が書けるように頑張ります！ご愛読ありがとうございます！ (2019年10月24日 12時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月11日 23時
