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「へぇ、こんなところで勉強してるの？」
「わっ…！？」
＿＿＿＿バサバサッ…
机の上に置いていた資料が驚いた拍子に散らばった
「あ〜ごめんごめん」
そう言って長い脚を折り畳んで拾い集めてくれたのは
「…テヒョンさん」
「んふ、来ちゃった！」
「…どうして、ここが…？」
グクくんに最初に声を掛けられた居酒屋さん。私は研究が行き詰まるとここへやってきて、ご飯を食べながら資料に目を通すのがいつものこととなっていた
「いひ、テレパシー？(笑)」
嘘ウソ、冗談、ジョングギに聞いた、と目の前の席に腰掛けた。
「あ、…髪色、…」
金髪から美しいスカイブルーに変わっている。芸術品のような彼に思わず魅入ってしまうと、テヒョンさんは満足げに笑った
「あんまり見られると恥ずかしー」
「…え、…っ」
「いひひ、あ、そーだ、Aちゃんも染めてみる？」
あ、でもグガは黒髪の方が好きそうだよ、どうする？なんて言うから
「…どうしてグクくん、…？」
「Aちゃんはジョングギのこと好き？」
「へ…？」
「カッコイイでしょ、うちのマンネ。自慢の弟なんだ、できないことないし、なんでもやったら平均以上。歌も、ダンスも、絵も。運動も。あ、筋肉も凄いんだよ、うさぎ顔のくせに」
それは確かに女の子が放って置かないだろうなぁ、なんて、グクくんのことも、目の前のテヒョンさんのことも含めて思っていると
「グガの歌聞いたことある？すっごく綺麗な声なんだよ」
グクくんはボイトレに通っていると言っていた。そしてナムジュンさんが以前、「ウリマンネは優秀な子で、すぐに大スターになるよ」って言っていたのを思い出す
「……僕たちのせいなんだ。」
「？」
「あいつ、才能あるのに。デビューの話だって持ちかけられてるのに。ずっと断り続けてるの、俺、知ってるんだ」
「…っ、」
「俺ね、早く一人前になってグガの衣装を作るのが夢なの。」
テヒョンさんは美しい青髪を揺らして、遠くを見つめた
「…ジョングギの夢は、僕たち全員の夢なんだ」
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mila.(プロフ) - BeBeさん» BeBeさん、コメントありがとうございます。とっても嬉しいです！楽しんでいただけて書いて良かったなあと思います(笑) 本当にありがとうございます！ (2019年12月19日 22時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - ファンタジーものは好みではないのに、この作品はすごく面白くて、お話の中に入り込んでしまいます！！楽しく読ませて頂いてます！ (2019年12月17日 14時) (レス) id: e6e2536d94 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - キムさん» わあ、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！2編も楽しみにしていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
キム(プロフ) - mila.さんのもう一つの作品を読んでこれを読み始めました。世界観がとても好きでわかりそうでわからないこの物語の内容がとても好きです。読んでたらなぜか自然と涙が出て来ました。作者さんが書く文章や言葉の選びはとても心に響きます。これから2編読んで来ます。 (2019年10月28日 18時) (レス) id: dd11077a9f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - さなさん» ご感想、とても嬉しいです！引き続きハラハラドキドキするようなお話が書けるように頑張ります！ご愛読ありがとうございます！ (2019年10月24日 12時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月11日 23時
