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忘年会 ページ9

【谷崎潤一郎 20歳:椿A 21歳 の世界】

「遅くなってすいませーん」
ガラッと襖を開ける。
今日は探偵社の忘年会。
一寸高い座敷で飲もうという事になったのだが、Aは仕事が入ってしまい途中参加になったのだ。
「ずいぶん遅かったじゃないか」
ほんのり赤くなった与謝野。
周りには空になった瓶が置かれている。
「いやー外はもう凄いです。人だかりですよ」
いっよいしょっと与謝野の隣に腰を掛ける。
脱いだ外套(コート)を簡単に畳み近くに置く。
「アンタもなんか飲むかい?」
「ん〜梅酒ですかね〜」
食べ物はと思ったが、目の前のテーブルに焼き鳥や空揚げ、フライドポテトなどが散らばっているので、要らないだろう。
取り合えずつくねを手に取った。
食べている間に与謝野が店員を呼び追加の注文をした。
「あぁ、もうすぐで今年も終わりかぁ」



「ハーイ突然だけど、王様ゲームしよう!」
薄っすら細目の瞳をトロンとさせて割り箸を掴む乱歩。
「ん?」
何本目かのつくねの串を皿に置く。
仕事があった所為もあってお腹が空いたので、飲むより食べていた。
「ほら、取ってて」
「あっ、与謝野先生私の分までお願いします」
頼んでいたチーズが乗ったお好み焼きに箸を伸ばす。
「私これ食べるのに忙しいんで」
「・・・どんだけだ食べるンだい?」
Aの周りには他にもたこ焼きや丼ものなどが並んでいる。



「フフ、やっと私の番だね」
先端が赤く塗られている割り箸を掲げる。
「えーっと、3番と5番が・・・」
カニカマをつまむ。
「あっ3番だ」
食べるのをやめ、カクテル飲んでいたAが呟く。
「ハイ〇ュウゲームする!」
最初っからクライマックス!!
けッと呆れるA。
今までこう言う趣向のは無かった。
「5番じゃないと、アンタのAは他の奴と接吻(キス)か〜」
「只の接吻(キス)で終わらないかもねー」
「兄様、因みにナオミは2番でしたわ!」
「寝取られ・・・」
「きょ、鏡花ちゃん!?一体どこでそんな言葉を・・・」
次々に潤一郎に声を掛ける。
揶揄いの言葉多い。
「さぁ、谷崎くんの番号は」
ドゥルドゥルッとセルフドラムロールまで始まった。

忘年会 二杯→←八十四、ゴーカートじゃないンだよ!?



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 谷崎潤一郎   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 24ページ 空気を纏う祖母に とありますが話の流れ敵には 祖父 ではないでしょうか? (2021年4月23日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - ドットコムさん» おめでとうございます。今年ものっぺり更新ですがよろしくお願いします。 (2019年1月2日 16時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - あけましておめでとうございます!今年も夢主可愛いですね! (2019年1月2日 8時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - 柚湯さん» 乗り物って自転車以外酔っちゃいますw。コーヒーカップとかヤバイです。 (2018年10月20日 22時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - ドットコムさん» 私も運転が激しいのは・・・。吐きますね。 (2018年10月20日 22時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚湯 | 作成日時:2018年3月26日 23時

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