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いきなりの事で一瞬思考が停止する
驚きによって大きく開かれた私の瞳一杯に今この瞬間映っているのはホソク先輩の伏された瞳とまつ毛で…
状況を理解したと同時にカッと顔に熱が集まった
『っ！！…ホ、ソクっ、せんぱっ』
舌が入ってきた事によって余計に熱くなる顔
ホソク先輩の胸板を必死に押し、顔をそむけ様としても力一杯抱き締められて
私の頭の後ろに回されたホソク先輩の左手によって後頭部をぐっと抑えつけられてしまい、必死に抵抗しても全て無意味で…
『っ…はぁっ…』
HS「…はぁっ…好き…っ、好きだよA」
息を吸い込む度にそう切ない顔をして呟き深いキスを私に落とすホソク先輩に、胸がズキズキと痛み涙が溢れた
そんなキスが終わった頃には頭がぼんやりして酸素を吸う事に一生懸命で、熱のせいもあるからだろうけど蒸発してしまいそうな位、私の身体は温度を上げていた
そんな私をゆっくりと靴を脱ぐ事すらせずにフローリングに寝かせたホソク先輩は、私に覆い被さると無表情な顔で
HS「…その涙は何の意味？」
そう呟いた。
『っ、ふぅ…はぁっホソク先、輩っ』
息が苦しい中、名前を呼ぶ事しか出来ない私
そんな私の頭をゆっくりと撫で、私の首元に顔を埋め吸い付いたホソク先輩に身体が跳ね上がった
『やっ！やめて、っ、くださいっ！』
スルスルと上着に手を入れてシャツを首元まで巻き上げるホソク先輩の手を必死に掴む
それでも一切止まらないホソク先輩に私の涙は溢れるばかりで
遂に私の胸元に顔を埋めたホソク先輩に
『っ、…や！ホソク先輩、ゃ、やだぁ！！！』
そう叫ぶと、ピタリと動きを止めたホソク先輩。身体が震え動けずにただじっとしていると
すっと顔を上げたホソク先輩の表情は切ない凄く悲しそうな顔だった
HS「…Aちゃん、嫌なの？」
『…っ…』
HS「……駄目じゃ無くて…嫌なんだね」
そうふっと悲しげに笑いながら呟いたホソク先輩に、何も言えなくなる。
…そうだ、ホソク先輩の言う通り、私は駄目では無く嫌…そう思い、そう叫んだ…。
黙り込む私にホソク先輩は捲り上げた私のシャツをゆっくり直すと私の頭を優しく撫でた。
そして悲しさで一杯な瞳をしながら
HS「俺ね、分かってたよ…、Aちゃんの心は俺には向いてなくて……誰に向いてるのか」
そう呟いたホソク先輩にドクリと心臓が変な音を立てた。
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葵(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます！ (2019年10月18日 2時) (
レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Pちゃん（）さん» いつもコメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)！ (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…！！ (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - この小説大好き！ドキドキが止まらない！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです！！ありがとうございます！頑張ります！ (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2019年9月13日 0時
