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その瞬間ビリビリとした電気の様な物が全身を駆け巡り、身体の血の気が一気に引いて
『ぁ…っ、…ジミ、ンく…』
震える私の唇から小さな、そんな言葉が漏れた、
そんな私を口角を上げジッと視界に捉えたままのジミンくん、…女の子は多分ジミンくんの視線が私を捉えていると分かっていない…、
「…飼っている子、ですか？」
JM「うん、……僕より小さくて、力も弱い」
…やめて、ジミンくん
JM「…妙に危なっかしくて、僕が居ないと何も出来ない。」
…やめてよ
JM「なのに……何が気に入らないんだか…僕から逃げようとする」
…ウチにペット何て居ないよ
JM「僕が作り上げた籠から必死にもがいて逃げようとするんだ…。馬鹿だよねー……世間知らずの癖に…」
ジミンくんが今話しているのはきっと…
JM「…でもね、最近はやっと分かったみたいでさ…ちゃーんとお利口にしててさ…」
…っ、
JM「少し安心してる。…………でも次はいつ逃げ出そうとするか分からないからさ……いつ何処でも、目が離せないんだよね」
私の事だ＿＿＿＿＿＿＿＿＿、
『っ…はぁ、』
心臓がドクドクと凄い音と速さで脈を打ち始めて…息が苦しい…。それでも私はジミンくんから視線を外せ無くて、そんな私を真っ直ぐに見つめたままのジミンくんの表情は酷く優しい…でもその瞳は笑って居なくて刺す様に冷たくて…、私は身体が震えた
HS「Aちゃん？…」
用事が終わったのだろう…ホソク先輩の呼び掛けが直ぐ近くで聞こえる、…でも今の私にはジミンくんをただ見つめる事しか出来なくて…、呼び掛けに答える余裕もホソク先輩の方を向く事すらも出来なかった
「…へー…ジミンくんにそんなに想われるなんて、その子幸せですね…犬とかですか？」
JM「…んーん、……トリ…コトリなんだ。…幸せか…そうなのかな？………本人は…ふふっ、今にも窒息しそうだよ」
あぁ、もう
JM「…本当可愛くて……今すぐにでも………食べちゃいたい」
駄目だ＿＿＿＿＿＿、
そう頭の中で呟いたと同時に、身体の力がフッと抜けて、ゆっくりと身体が落ちる感覚と、ホソク先輩の私の名前を呼ぶ叫び声と
ぐにゃりと歪む視界の中、私に向かって伸びて来る２つの腕が見えた瞬間
私の意識は途絶えた。
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葵(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます！ (2019年10月18日 2時) (
レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Pちゃん（）さん» いつもコメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)！ (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…！！ (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - この小説大好き！ドキドキが止まらない！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです！！ありがとうございます！頑張ります！ (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2019年9月13日 0時
