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「親友でしょ？違うの？親友と思ってるのは私だけ？」アインが言ったその言葉が頭の中で何度もリピートされる、その度に私はズキズキと胸が痛んだ
アインが怒ったあの日から私は一度もアインと喋っていない…私が話し掛け様とするとスッと避けられてしまって、お昼休みも中庭にアインは来なくなってしまった。勿論登下校も……、でもそれも全部自分のせい、私がアインを傷付けてしまっているんだから…そう分かっていても、相談なんか出来る訳無くて、自分への苛立ちは増して行くばかり…そんな毎日を過ごしていた
そんな日々の中、日直の番が回って来た私。日直の人はその日の放課後、教室の掃除をしなければならない。放課後になりホウキを手に取った私に、さも当たり前かの様に手伝おうとしたテヒョンに私の中の何かが一杯になった
『テヒョン…可笑しくない？』
TH「へ？何が？」
『優先順位だよ。私一人で掃除位出来るよ…それに登下校も、お昼だって』
私の言葉に少し困った表情になるテヒョン
TH「俺が好きでやってるから」
『テヒョン！……テヒョンは誰の彼氏？私はテヒョンの彼女じゃないよ？友達だよ』
TH「うん、大切な親友だろ？だから」
『あのねテヒョン！………分かって。大切な親友なら、お願いを聞いて。アインの事を優先してよ、私を優先するなんて可笑しいよ。』
そんな私の言葉に黙り込んだテヒョンの手からホウキを奪いその辺に投げ捨て、テヒョンの背中を廊下に向かって押し進める。
TH「なぁ、やっぱり」
『いいから、私はいいの！』
TH「…でも、あいつも多分手伝えって言うよ？」
『駄目！…、お願い、テヒョン』
そう言って廊下にテヒョンを押し出すと、テヒョンは困った様に眉を下げた。
TH「やっぱり
『テヒョン！』
TH「…………………分かったよ」
観念したテヒョンはそう呟くと、小さく手を振りながら廊下を歩いて行った。
そんなテヒョンの背中を見送り、ホッと胸を撫で下ろすと私はホウキを手に取り掃除を始めた。
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葵(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます！ (2019年10月18日 2時) (
レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Pちゃん（）さん» いつもコメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)！ (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…！！ (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - この小説大好き！ドキドキが止まらない！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです！！ありがとうございます！頑張ります！ (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2019年9月13日 0時
