日輪笑顔

43本目 ページ43

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「えっ、、ユンギさん、何で、？あれ？」






余りにびっくりし過ぎて
途切れ途切れにそんな言葉が出る。

























だってユンギさんは、
フェリーに乗って行ってしまった筈で











じゃあ、今目の前で私を
愉快そうに見つめているユンギさんは
幻覚なんだろうか、










「、あれ、、走り過ぎて、いや、泣き過ぎて幻覚が見えちゃってるのかな、、？」

















そう呟いた私に
目の前のユンギさんは
ふっと吹き出し笑った。


























何だか久々に観たユンギさんの
笑顔に心臓がドキドキと早くなる。











あ、幻覚じゃ無い。














そう頭の中で呟くとユンギさんは
少し私に近付いた。

綺麗なユンギさんの瞳が
私を捉える。



























YG「俺、出発明日な。それにお前の弟から連絡が来て、この時間に港行けば面白い物が見れるって言われたから来たの。」
















そう言ってふっと笑ったユンギさんに




私は、首から顔に掛けて
徐々に熱くなり、理解した















































ジミナとテヒョナに騙された、と。































「あの2人、ぶっ飛ばしてやる」











最初からこうなると計算済みだったんだと、
思うと腹が立ち

そう言って拳に力を入れ様とした時だった






























































グッッッと引き寄せられて
甘い爽やかなコロンの香りに包まれた。
































一瞬何が起きたのか分からなかった。




























でも、温かい体温と
体から伝わってくる心地よい
呼吸のリズムで
ユンギさんに抱き締められているのだと
直ぐに理解した。























「っ！！ユ、ユンギさんっ」



















恥ずかしさや驚き、
色々な感情の中、ユンギさんを
見上げると






























白い砂糖みたいな綺麗な頰が
ピンク色に染まっているのが
何とか見えた。

















そして









































YG「やっと、抱き締められた。」































そう耳元で呟かれ
私は、動けなくなった。








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