5本目 ページ5
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男の子は、私を観ると
目を丸くさせて
少しびっくりした顔でこっちを観た。
うわ…肌白い
ツヤツヤしてるな…
そんな風に思わず見惚れていると
「あんた誰？、おばちゃんは？」
少し低い声で
怪訝そーな顔で彼が聞いてきた。
「あ、私、ここの孫です。ばぁちゃんが倒れたので代わりに店番する事になって、」
「倒れたって、何で。大丈夫なの？」
「はい、軽い熱中症だったみたいで。ただ高齢者なので…1ヶ月位入院するみたいです。」
「そう。」
そう少し安心した様な表情になり
呟いた彼。
「あの、、いつものって何ですかね？」
そう言った私に彼は
無言でジッとこっちを見つめると、
レジの方に近付いて来た。
ぎゅっと近付いた彼の顔。
近くで見るとより一層
綺麗な白い肌が目に映り、
ほんのり甘い爽やかな
コロンの香りがして
私の心拍が上がるのが分かった。
「、あの…」
私がそう呟くと
彼は私から視線を外し
冷凍庫の方を向き指差した。
「あそこにしか入ってないアイス。」
あそこにしか入ってないアイス？
彼の言葉に私は首を傾げる。
「！あぁ！あの不味そうなアっ」
「あ？」
そこまで心の声が漏れて急いで
両手で口を抑える。
目の前の彼はこっちを向き
少し睨んでいた
「、すいません、つい。あの…怖いです。」
「いいから早くしろ。」
「はい。」
急いで冷凍庫に向かい
扉を開けて不味そうなアイスを
掴みレジに戻る。
けど、問題発生。
「あの…」
恐る恐る目の前の彼の顔を観て呟く。
「あ？なに？」
めんどくさそうな顔で返事をした彼。
「これ…おいくらでしょうか？」
私の質問に目を丸くし
少し口を開けて唖然とする彼。
そりゃ、店の人が値段を知らないって
おかしいよね。
でもさ、袋に書いてないんだもん。
しょうがないじゃんね。
そんな事をぶつぶつ頭の中で
呟きながらチラっと目の前の彼を
観ると、
「…ふっ、20円。それ売れないから20円でいいっておばちゃんが。」
あ、ちょっと笑った。
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チェヨン - 割りと気になる、あの味(∞∵∞)/ (2020年11月11日 2時) (
レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 明さん» コメントありがとうございます！青春を感じて頂けてたらと思い描いていたので嬉しい限りです(;_;)！是非読み返して下さい！笑。最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます！素晴らしい作品だなんて…そう言って頂けて有難いばかりです(;_;)また読み返したいだなんてありがとうございます(*´-`)亀更新がちですが頑張ります！最後まで読んで頂きありがとうございました^ ^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて良かったです(*´-`)ホッコリ作品が作りたかったので、そう言って頂けてとても嬉しいです^ ^！最後まで読んで頂きありがとうございました！ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - コットンさん» コメントありがとうございます！そう言って頂き嬉しい限りです(;_;)最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2018年7月17日 2時
